「読書室」主宰
「読書室」主宰 1982年、兵庫県生まれ。大学卒業後、工作社などを経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社。梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書──人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』(世界思想社)がある。写真:濱崎崇
2021/03/23
『ここじゃない世界に行きたかった』文芸春秋 塩谷舞/著 いまの自分は、理想の自分ではない。 いま居る場所は、自分がいるべき場所ではない。 それぞれの家庭で、学校で、職場で、そうした想いがよぎったことがない人 […]
2021/02/17
『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って』同文舘出版 高村友也/著 知らない街にいくと、いつも駅前にある地図をみて、本屋をさがします。 私は基本的にはあまり家の外にでないので、旅行すること […]
2021/01/29
『ぼく自身のノオト』創元社 ヒュー・プレイサー著、きたやまおさむ訳 心が波立って眠れないときがあります。 仕事でうまくいかなったときや、何気ない言葉で人を傷つけてしまったとき、ああすればよかった、こうすれば […]
2020/12/12
『三行で撃つ〈善く、生きる〉ための文章塾』CCCメディアハウス 近藤康太郎/著 本を読んでいると途中で、いま、自分が決定的な出会いをしていると気づかされることがよくあります。読む前と読んだ後で […]
2020/05/12
『ふだんの料理がおいしくなる理由』講談社 土井善晴/著 10年ぶりに台所に立ってみて最初に感じたのは、はずかしながら、包丁の持ち方がよくわからない……でした。 プラモデルと同じ要 […]
2020/05/05
『文士料理入門』角川書店 狩野かおり・狩野俊/著 私が本を読む時間はだいたい深夜が多く、そのときはたいてい、お腹がへっています。 だからかもしれませんが、文士料理で知られる古本屋 […]
2019/08/15
『サカナ・レッスン 美味しい日本で寿司に死す』CCCメディアハウス キャスリーン・フリン著/村井理子訳 うまい、安い、早い――。 忙しい現代人のお腹を満たすための魔法の食べ物のよ […]
2019/07/12
『肉食の思想』中公新書 鯖田豊之/著 食べられるのに食べないのはナゼ? 人間は、生きるために食べなければなりません。 食べ続けなければ生きてはいけません。 &nbs […]
2019/01/11
『ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト』河出書房新社 ケイト・ラワース/著 年末年始の新聞を読んでいると、そこにははっきりと現在の日本の姿が描かれていました。平均寿命 […]
2018/12/28
『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』角川文庫 アンドレス・ダンサ、トゥルボヴィッツ・エルネスト/著、大橋美帆/訳 『ホセ・ムヒカ 日本人に伝えたい本当のメッセージ』朝日新書 萩一晶/著 『世界でもっとも貧しい大統 […]
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