伝統のミステリーをはじめ、現代小説、時代小説、さらには官能小説まで、さまざまなジャンルの小説やエッセイをお届けしています。「本がすき。」のコーナーでは光文社の新刊を中心に、インタビュー、エッセイ、書評などを掲載。読書ガイドとしてもぜひお読みください。(※一部書評記事を、当サイトでも特別掲載いたします)
2022/11/09
『フィールダー』集英社 古谷田奈月/著 大手の総合出版社『立象社』で、人権に関わる社会問題を多く扱う『立象スコープ』編集部に所属している橘泰介。ある日、彼が長く担当を務める児童福祉の専門家・黒岩文子に〈子ど […]
2022/11/08
『真夜中の密室』文藝春秋 ジェフリー・ディーヴァー/著 SNSで情報を発信する女性インフルエンサー宅への侵入事件が続いた。犯人は厳重な錠前をスムーズに解錠して部屋に入り、破った新聞紙に因果応報というメッセー […]
2022/10/13
『ループ・オブ・ザ・コード』新潮社 荻堂顕/著 2020年に『擬傷の鳥はつかまらない』で第七回新潮ミステリー大賞を受賞した荻堂顕。第二作の『ループ・オブ・ザ・コード』は二段組、400ページ超の大作だが、これ […]
2022/10/12
『夜の道標』中央公論新社 芦沢 央/著 知的・情緒に障害を持つ子を受け入れる塾を経営する戸川勝弘が、かつての教え子に殺害された。惣菜店で働く長尾豊子は、犯人である阿久津弦を匿っていた。だが、刑事の平良正太郎 […]
2022/08/10
『呑み込まれた男』 エドワード・ケアリー/著 古屋美登里/訳 丸太から彫った人形が動き、自分を〈バッポ(お父ちゃん)〉と呼ぶ。人形に命を与えた創造主であり父となった喜びと、モノでしかないはずの人形がモノであ […]
2022/08/09
『風を彩る怪物』祥伝社 逸木裕/著 音楽大学受験に失敗した名波陽菜は、気分転換のためカフェを営む姉の家を訪れる。姉が住む奥瀬見は山と深い森に抱かれた土地だ。その森の奥から紛れもない楽器の音が聞こえてきた。そ […]
2022/08/08
『無年金者ちとせの告白』光文社 西尾潤/著 舞台は中央自動車道を高井戸インターチェンジから西へ一時間以上車を走らせた場所にある“坂田PA(パーキングエリア)”。ここを運営する(株)アイノフーズには定年がない […]
2022/07/11
『新宿花園裏交番 ナイトシフト』祥伝社 香納諒一/著 〈新宿花園裏交番〉シリーズの熱気あふれる第二弾。 ことの発端は、くだんのジャンボ交番に勤務する若手巡査、坂下浩介と内藤章助が、緊急事態宣言 […]
2022/07/08
『戴天』文藝春秋 千葉ともこ/著 二〇二〇年に『震雷の人』で第二十七回松本清張賞を受賞してデビューした千葉ともこ。第二作となる長篇『戴天』は、前作に引き続き中国・唐時代の安史の乱に材をとっているが、切り口は […]
2022/07/07
『俺ではない炎上』双葉社 浅倉秋成/著 住吉初羽馬は、軽はずみにリツイートしたわけではない。腹部に赤い染みをつけ横たわる女性の写真付きで殺害をほのめかすツイートだった。そのアカウントは最近作られたのではなく […]
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