もはや定食気分!お米からつくる「生米パンおやき」
生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

ryomiyagi

2020/04/30

お米からパンをつくるという話題の生米パン。その生地を使っておやきをつくります。お米そのままの生地だから、中の和惣菜と相性ばっちり! 白いご飯とおかずのような感覚で食べられます。持ち運びしやすいので、ちょっとしたお出かけのおともにもいいですね。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!

 

おやき

 

 

長野県の郷土料理で、もとは米の代用食だったおやき。ぜいたくにも米でつくると、和惣菜の具材と相性抜群の仕上がりに!

 

【材料】プリンカップ(直径6.3×高さ3.2cm) 6個分すべて共通
A
 ● 米 … 115g( 浸水済150g)
 ● 油 … 13g(大さじ1)
 ● メープルシロップ… 8g(小さじ1)
(または砂糖5 g+水5g)
 ● 塩 … 2g(小さじ1/2弱)
 ● 湯(約50℃)… 70~75g
酵母… 3g
(インスタントドライイーストの場合は2g)

 

● 好みのおやきの具材

 

【つくり方】
1
軽く洗った米をボウルに入れ、水カップ1程度(分量外)を加えて2時間(冬場は3時間)以上浸す。
*心配な人は冷蔵庫で。2日に一度水を換えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。

 

2
鍋に水を入れて温め、約50℃の湯をつくる。
*沸騰した湯と水道水を1:1で混ぜると約55℃の湯がつくれる。

 

3
ざらつきがなくなるまでしっかりと混ぜる。このとき生地の温度が約40℃(人肌程度)
になっていると発酵しやすい。
*ザラつきや水っぽさがあるときは米が十分に細かくなっていない証拠。とろりとなめらかになるまで混ぜる。

 

4
フライパンに型を並べ入れて、グラシンカップを敷く。1を1/12量ずつ入れ、好みの[おやきの具材]を1/6量ずつ入れる。その上に残りの生地を1/6量ずつ入れる。

 

5
2のフライパンに、型の高さの1/3くらいまで水(分量外)を入れて40~50℃に温める。

 

6
ふたをして、30分ほど発酵させる。途中、湯温が下がったら温める。

 

7
生地がもとの2倍程度にふくらんだら、ふたをしたままフライパンを強火にかけ、湯気が出てきてから10~12分蒸す。

 

[こんがり焼き目をつけたい場合]
型を一度取り出し、7のフライパンの湯を捨てて、フライパンにオーブンシートを敷く。型の上下を返して戻し入れ、強火で2~3分、こんがり焼き目がつくまで焼く。

 

<おやきの具材>

 

なすのみそ炒め

 

 

【材料】おやき6個分
 ● ごま油 … 大さじ2
 ● なす(1cm幅に切る) … 小3本分( 200g)
 ● しょうが(千切り) … 1かけ分
 ● みそ … 大さじ1強
 ● メープルシロップ … 小さじ1

 

【つくり方】
フライパンにごま油を入れて熱し、中火でなすとしょうがを炒める。なすがしんなりしたら、みそとメープルシロップを加えて全体になじませる。

 

わけぎみそ

 

 

【材料】おやき6個分
 ● ごま油 … 大さじ1
 ● わけぎ(2~3cm長さに切る) … 4~5本分
 ● しょうが(千切り) … 1かけ分
 ● みそ … 大さじ1

 

【つくり方】
1
フライパンにごま油を入れて熱し、中火でわけぎとしょうがをしんなりするまで炒め合わせる。

 

2
みそを加えて全体になじませる。

 

他に、切干大根やキャベツときのこのしょうゆ炒めなどを具にしてもおいしいです。詳しくは「はじめての生米パン」を見てくださいね。

 

白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。

 

連載第1回はこちら

 

 
 


はじめての生米パン
リト史織/著

 

撮影/北川鉄雄

生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

リト史織(しおり)

ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1 級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。パン教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほど の大人気。 「SHIORI’S VEGAN PANTRY」HP
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