ryomiyagi
2020/12/11
ryomiyagi
2020/12/11
「ラ・キュール・グルマンド」は1989年のプロヴァンス地方で設立されたビスケットやチョコレートを主体としたスイーツショップ。現在ではヨーロッパを中心に世界30カ国で展開しています。日本での発売は今年から。だからこの名前をはじめて聞いたと言う人もたくさんいることと思います。私も知ったのは今年の春。缶マニアとして、あまりに美しい缶に目が釘付けになったことを覚えています。今、なかなかこうした美しく、精巧なイラストの缶を見かけなくなったので、逆に非常に目についたのです。
缶を通して、フランスのライフスタイルや人生を楽しむことを知ってほしい
古き良きフランスを描いたこの絵、てっきり過去のものを使用しているのかと思いきや、「ラ・キュール・グルマンド」のパートナーであるイラストレーターが新たに描き興したもの。なので新しいものなのですが、19世紀後半に活躍した画家のモネ、ルノワール、セザンヌなどの「印象派」と同じ手法を用いて描いているため、どこか懐かしい作風になっているとのこと。でもだからこそ実に“フランス的”な缶になっていると思います。
イラストにタイトルはないとのことですが、19世紀後半のフランスの生活を描いているといいます。家族でのピクニックやボート遊び、パリでの生活……“缶”というパッケージを通じて、お菓子を楽しむだけでなく、フランスのライフスタイル、そして人生を楽しむことの大切さを伝えられればという願いを込めて作られているとのこと。
たかが缶、されど缶。1つの缶にこうした思いが込められているって、本当に素敵だと思います。
現在、レッド、オレンジ、イエローの缶が販売中。これは「ラ・キュール・グルマンド」の本社・工場がある南フランスの太陽に映える鮮やかな色を選んだ結果、この3色で展開することになったのだとか。尚、本国のお店にはブルー(2021年2~3月に日本再上陸予定)やホワイトもあるとのこと。そして朗報! クリスマスにはピンク缶の発売が予定されています。これは見逃せませんね。
ちなみにフランスでもビスケットやキャンディが入った缶は食べ終わったあと捨てるのではなく、小物入れや筆記用具入れとして再利用する人が多いのだとか。なんだか日本と同じでうれしいですね! しかもこんな素敵な缶、捨てられませんもの。
また最近本国のお店の人が聞いた話では、あるお客様はビスケットを食べ終わった缶にマスクを入れて玄関に置いているそう!
缶の中にはしぼり型のビスケットが入っており、サクッとした歯ごたえがとてもおいしい! 私はミルクティーと合わせていただくのが好きです。
本国でのいちばん人気は、ビスケットだけでなく、チョコレート・ビスケット、塩キャラメル、チョコレートキャラメル、ヌガー、カリソンの「ラ・キュール・グルマンド」の人気商品が5種類入った「アソートメント・グルマンド」。日本でも購入できますよ。上記にも出てきた、日本でいちばん人気の赤いバレリーナが描かれている缶に入って4400円(税込み)。
ちなみにキャラメルやカリソン(※)、ヌガーなどは缶ではなく、箱やスモールバッグで買うことができます。スモールバッグなら1650円とぐっとお手軽な値段になるのでちょっとしたプレゼントにもおすすめです。でもこれから来る年末……やはりその年の最後には缶入りの華やかなプレゼントをお渡ししたいし、自分にもプレゼントしたいですよね!
※カリソンとは…南仏プロヴァンスの伝統的なマジパン菓子のこと。表面には“グラスロワイヤル”というシュガーコーティングがされており、「ラ・キュール・グルマンド」のカリソンは、アーモンド、オレンジ&メロンピール、そしてプロヴァンスのはちみつを使って作られている。
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.