akane
2019/07/23
akane
2019/07/23
ちんこの竿につけるリング(リボンつき)とか、キンタマをつつむ布(白レース)とか、「こ……これは誰が、いつ、どうやって使うんだ?」と思う商品が多いんですよね、弊社。
用途不明な商品を案内するたびに「なにこれ!」と爆笑し、「弟の部屋にあったらどうします?」とわたしに尋ねる担当者さんがいます。どんな好みも尊重したいけど、「身内の部屋にあったら少し凹みますね……。使っていてもいいけど、せめて隠してほしいですよね」と答えています。
営業途中のわたしの脳裏に弟をぶっこんでくるのは、妻子のいらっしゃるベテラン店長さんです。業界歴10年以上、AVもグッズも業界のこともすごく詳しいのですが、ご自身はアダルトグッズを使わないようです。
この方にマニアックな商品を案内すると必ず、「弟の部屋にあったら?」と聞かれます。もしかしたら、息子さんの部屋にあるリボンつきリングを想像しているのでしょうか。
ショップでは特殊な商品も販売していますが、セルビデオ店(※)の店長さんは、仕事として割り切ってやっている方が多いように感じています。とはいっても、AVマニア、アダルトグッズマニアな店長さんはいて、毎月何本もAVを観て、それを元に商品のPOPを描いている方もいらっしゃいます。
以前いた50代半ばのある店長さんは、弊社から送るサンプルAVを観て、見所をPOPに綴り、そのうえ、1000文字程度の感想文をわたしに送ってくれていました。感想文の内容をみる限り、しっかり作品を観ているようで、チャプターごとに所感をまとめたり、「ここがヌけた」とヌけるポイントを抜粋したり……エロ本のコラムのような、もしかしたら、それよりもしっかりした文章。
そんな店長の感想文は、多い月で10タイトル近く。しかも、うちのメーカーだけでなく、他のメーカーも観ていたようです。店長、その年で、どんなペースでオナニーしているんですか。
(※)セルビデオ店……レンタルではなく販売を目的としてつくられた映像作品を売る店。
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