ツイート1回が100円になり、飢餓に苦しむ人の元へ。あなたにもできる、ゼロハンガーキャンペーンに参加しよう。【枝元なほみの親ごはん特別編】
枝元なほみの親ごはん

今回は特別編。世界から少しでも飢餓をなくそうという取り組み、ゼロハンガーキャンペーンを応援するレシピをご紹介します。このキャンペーンをきっかけに、冷蔵庫の中身を見直してみるのもよいかもしれません。

 

国連の食糧援助機関であるWFPの日本支部が、10月16日の世界食糧デーに合わせて、10月1ヶ月間、<ゼロハンガーキャンペーン>(https://www.jawfp.org/worldfoodday2018/)をしています。

 

2050年までに世界の飢餓をなくすことを目標にしているそうです。

 

世界の飢餓の状況を知ってもらおうと、日本の食品ロスをなくすことを取り上げ、廃棄してしまいがちなものを使って料理を作り SNSに投稿すると協賛企業から100円の寄付がなされるというものです。

 

参加した私(賛同した料理のプロ、、、てへ、ちょっと恥ずかしい)が投稿したものについては、リツィートをしていただくだけでも1回の賛同に対して100円の寄付が。

 

最初にお話を聞いた時に私、「わっ、太っ腹やなあ」と思いました。頭の中でチャリンチャリンと100円玉を貯金箱に落とすような音が聞こえてくるように思いました。自分の家の冷蔵庫で腐らせてしまいがちなものを料理することで、寄付ができるなんて!

 

もちろん、時間が来ると自動的に廃棄されてしまう食べ物があふれる日々の暮らしで、ちまちまとまるで節約レシピみたいに料理を作るってどうなの?と思いもしたのです。でもさ、まず自分から動いていこう、料理を作ってそれで繋がれる、っていいじゃない!明るい取り組みだ、と思い直しました。

 

何もしないより、小さくてもできることから、っていうのはやっぱりいいよと思いました。

 

そんなわけで、ただいまキャンペーン進行中。投稿したものに、#wfp と#ゼロハンガーレシピをつけます。検索もしやすいですよね。昨日検索してみたら、たくさんの方が投稿してましたよ!楽しかった。私も、できれば1ヶ月間、なるべく多く<野望は毎日>ツィッターにアップしようと頑張っています。

 

ぜひ、ご一緒に!

 

「揚げねぎ」

すぐにしんなりしたり変色して捨てられそうな長ねぎの青い部分<しなびそうな白い部分でももちろん>を小口切りにして、薄力粉をまぶします。

 

フライパンに油を1~2cm深さに注いでで熱し、ねぎを一面に広げて入れます。

 

混ぜたりせずに、しばらく(2~3分かな)弱めの中火でじっとしておくと、鍋の縁の方から軽く色づき始めるので、そうしたら色づいてきたものを内側に入れるようなつもりで軽く混ぜて、また触らないようにじっと我慢。

 

合計で6~8分、薄く色づいてくるまで上げて引き上げます。

 

※引き上げてからも余熱で色づきます。色が濃くなって少し焦げたような状態になると苦くなるので注意して。

 

このままちょいとお塩を振って、ふりかけみたいにつまんでも美味しいんだけど、味噌汁やラーメンなどの定番にも是非。

 

また、肉豆腐なんかのあっさり煮物にいれると、コクが加えることがでます。

 

ペーパータオルを敷いた保存容器にいれて冷蔵庫で保存しておけば、いろいろな使い道に活躍します。

 

 

「押し麦の揚げねぎ和え」

おご飯にいれて一緒に炊くだけにしか使わない押し麦、茹でてサラダにするのが簡単で美味しいのでおすすめです。

 

さっとすすいで、水から8~10分くらい茹でるだけ。

 

この茹でた押し麦と、揚げネギを混ぜてポン酢醤油で和えたのが今回の料理です。ネギが多かろうと、むぎが多かろうと分量はお好きなように。

 

枝元なほみの親ごはん

料理家 枝元なほみ

撮影/キッチンミノル
取材・文/高田真莉絵
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