akane
2018/01/29
akane
2018/01/29
武士の子育て、という言葉を聞くと、「激しい鍛錬」や「厳格な上下関係」を想像する方が多いだろう。しかし、武士は自分の子どもに対して、愛情を大切にしながら接していた。
つねに子どもへこころを傾ける。すると、たとえ小さなことであっても、子どもの感情の変化に気付くことができる。
それが親のなすべきことではないか。(本文より)
礼節と慎みのこころを失いつつある日本人に向けて、室町時代より伝わる小笠原流礼法の宗家である著者が、伝書や自身の体験をもとに、今こそ伝えるべき躾や子育てのあり方を説く。
東京都生まれ。小笠原忠統前宗家(小笠原惣領家第三十二世・一九九六年没)の実姉・小笠原日英尼公の真孫。聖心女子学院卒業後、イギリスに留学。副宗家を経て、一九九六年に小笠原流礼法宗家に就任。七百年の伝統を誇る小笠原流礼法初の女性宗家となり注目を集める。門下の指導にあたるとともに、各地での講演や研修、執筆活動を通じ、現代生活に応じた礼法の普及に努めている。著書に『誰も教えてくれない 男の礼儀作法』『男の一日一作法』(以上、光文社新書)、『見てまなぶ 日本人のふるまい』(淡交社)、『美しい日本語の作法』(監修、小学館)、『伯爵家のしきたり』(幻冬舎)、『イラストでわかる礼儀作法基本テキスト』(日本能率協会マネジメントセンター)など多数。
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