akane
2018/05/21
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2018/05/21
ニューヨークタイムズベストセラー、エスクァイア誌ブックオブザイヤーの一冊が待望の邦訳! お笑い担当スピーチライターが描く、オバマ大統領の素顔とホワイトハウスの内幕、そして歴史に残る名演説の舞台裏。
僕の人生を変える瞬間となるかもしれない最初のチャンスは、二〇一一年一一月に訪れた。ファブズから、大統領が公開する感謝祭のビデオメッセージの原稿を依頼されたのだ。一般教書演説がスピーチライターの仕事の最高峰だとすれば、「アメリカのみなさん、感謝祭おめでとう!」は間違いなく最下位にあたる。それでも僕はどきどきした。大統領のためにジョークを書いたことはあるが、それとこれとは訳が違う。深い意味のあるもの、独自のもの、アメリカ的なものを書かなければならない。僕は過去の感謝祭のビデオを研究した。感謝祭はピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であるため、それに関するエッセーも読んだ。そして草稿を書きまくった。(本文より)
デビッド・リット(David Litt)2011年にホワイトハウスに入り、2016年に退任するまで、大統領および大統領上級スタッフのスピーチライター特別アシスタントを務める。「大統領の笑いのミューズ」と呼ばれ、2009年からオバマ大統領のスピーチのジョークを担当するようになり、毎年恒例のホワイトハウス記者晩餐会で4回、主任ライターを務めた。現在は、アメリカン・コメディの動画サイト「ファニー・オア・ダイ」のワシントンオフィスのヘッドライター/プロデューサーを務め、他に、ジョークサイト「オニオン」と「マックスイニーズ・インターネット・テンデンシー」、「コスモポリタン」「GQ」「ヴァニティ・フェア」「アトランティック」「ニューヨークタイムズ」にも寄稿。現在、恋人のジャッキー・カプラーと金魚(フローレンスとデュエイン)とともにワシントン在住。 山田美明(やまだよしあき)英語・フランス語翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退。訳書に『喰い尽くされるアフリカ』(トム・バージェス著、集英社)、『AI時代の勝者と敗者』(トーマス・H・ダベンポートほか著、日経BP社)、『動物たちの武器』(ダグラス・J・エムレン著、エクスナレッジ)、『ISの人質』(プク・ダムスゴー著、光文社新書)、『森の人々』(ハニヤ・ヤナギハラ著)、『ありえない138億年史』(ウォルター・アルバレス著、ともに光文社)などがある。
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