ryomiyagi
2022/10/24
成功と権力を手にするための数学講座
ryomiyagi
2022/10/24
あなたは10の数式を操る「秘密結社TEN」を知っているか?
人気数学者が、現代社会を生き抜くために必要な数式をユーモラスに解説!
現代社会における重要な現象は10の数式で記述することができる。その数式を正しく理解し、活用できる者たちこそが、これまで他の人々を出し抜き、利益を独占してきたのだ。彼らは数式にのっとって、以下のようなことができる。
●冷静に合理的な意思決定を下す
●誰かのスキルを正確に測定する
●インフルエンサーの価値を査定する
●市場での優位を確保し続ける
●YouTubeに次に表示される動画を決める etc.
また、大いなる力を得た数学者たちは、企業取締役のネットワークから腐敗や資金洗浄の兆候を検出する、英国が二酸化炭素排出量をごまかしているというグレタ・トゥーンベリの主張を証明する、といった正義の目的にも数式を役立てている。
ユニークな切り口とユーモラスな語り口、さまざまな分野の最先端にいる人々への精力的な取材によって、数学の重要性と可能性、そして楽しさを読者に示す一冊。
本書で扱っているのは、ランダム性、期待値、不完全な情報に関する等式、言い換えるならリアルな世界の等式である。著者は世界の見方を変える愉快な旅に導いてくれる。
――ショーン・キャロル (理論物理学者、『ヒッグス』)
ときおり、小躍りするほど興奮するような数学の本に出会うことがある。本書はまさにそんな本だ。
――ティム・ハーフォード (『Adapt適応戦略』『統計で騙されない10の方法』)
デイヴィッド・サンプター David Sumpter
ロンドン生まれ、スコットランド育ちの数学者。マンチェスター大学で数学の博士号を取得。オックスフォード大学とケンブリッジ大学で研究職に就いた後、スウェーデンに移り、現在ウプサラ大学の応用数学の教授。世界各地で、伝書鳩の飛び方、拍手の伝染、アリや魚の群れの動きなどの生物学的・社会学的現象を数学的に分析する研究に携わる。他の著書に、サッカーのあらゆる要素を数学で分析し、プレイと観戦に新たな視点を与えた『サッカーマティクス』(光文社未来ライブラリー)、アルゴリズム脅威論を数学の立場から一蹴し、ケンブリッジアナリティカの「世論操作」になんの効果もないことを証明して話題となった『数学者が検証! アルゴリズムはどれほど人を支配しているのか?』(光文社)がある。
千葉敏生 Chiba Toshio
翻訳家。早稲田大学理工学部数理科学科卒。訳書にサンプター『サッカーマティクス』『アルゴリズムはどれほど人を支配しているのか?』(共訳)、ウェイバー『職場の人間科学』、タレブ『反脆弱性』(共訳)、C&D・ハース『スイッチ!』『決定力!』、ヒタルゴ『情報と秩序』、ブラウン『デザイン思考が世界を変える』、リヴィオ『神は数学者か?』『偉大なる失敗』、ワインバーガー『DARPA秘史』、ほか多数。
デイヴィッド・サンプター David Sumpter(著)千葉敏生 Chiba Toshio(翻訳)
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