akane
2018/07/24
采配に学ぶリーダーの心得
akane
2018/07/24
『野村ノート』から10年余りを経て、それにも書かなかったことを含め全てを本書に結集させた。 野球界へ贈る「遺書」である。
「選手の動かし方」で分ける監督の5類型
「管理」=川上、広岡
「納得」=川上、水原、森、落合、野村
「情感」=川上、三原、西本、星野
「報酬」=川上、鶴岡
「実績」=川上、長嶋、王
私は「監督の仕事、選手の育成とは、いかに自信をつけさせるか」に尽きると思う。 ほめるのが一つの手段であるし、しかも「タイミング」が大切だ。そして、監督が使う言葉は、自分の意思を選手に伝達するための「武器」なのだ――捕手として3017試合、監督として3204試合。日本プロ野球の黎明とともに生を受けた「球史の生き証人」が選ぶ10人の名将たち。歴史をつくったリーダーに見る、部下育成、人心掌握、組織再生の真髄。
1935年、京都府生まれ。右投右打、「生涯一捕手」。峰山高を経て南海(54~77年)、ロッテ(78年)、西武(79~80年)と、27年の選手生活を送る。安打2901、打率・277 、本塁打657、 打点1988、盗塁117。MVP5度、三冠王1度、最多安打1度、首位打者1度、本塁打王9度、打点王7度、ベストナイン19度、ダイヤモンドグラブ賞(現・ゴールデングラブ賞)1度。70~77年南海でのプレイング・マネジャーを皮切りに、90~98年ヤクルト、99~2001年阪神、06~09年楽天と監督を歴任。24年間の戦績は、3204試合1565勝1563敗 勝率・500。リーグ優勝5度(日本一3度)。09年74歳での采配は最年長監督記録。
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