• 私が選ぶ名監督10人

    采配に学ぶリーダーの心得

    野村克也(のむらかつや)

『野村ノート』から10年余りを経て、それにも書かなかったことを含め全てを本書に結集させた。 野球界へ贈る「遺書」である。

 

「選手の動かし方」で分ける監督の5類型
「管理」=川上、広岡
「納得」=川上、水原、森、落合、野村
「情感」=川上、三原、西本、星野
「報酬」=川上、鶴岡
「実績」=川上、長嶋、王

 

私は「監督の仕事、選手の育成とは、いかに自信をつけさせるか」に尽きると思う。 ほめるのが一つの手段であるし、しかも「タイミング」が大切だ。そして、監督が使う言葉は、自分の意思を選手に伝達するための「武器」なのだ――捕手として3017試合、監督として3204試合。日本プロ野球の黎明とともに生を受けた「球史の生き証人」が選ぶ10人の名将たち。歴史をつくったリーダーに見る、部下育成、人心掌握、組織再生の真髄。

目次

  • 第1章 日本シリーズ
  • 第2章 南海時代
  • 第3章 ヤクルト時代
  • 第4章 阪神時代
  • 第5章 楽天時代
  • 第6章 特別編
  • 著者紹介

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