成功者は、“平凡な幸せ”に拘泥しない。#成功者の哲学12
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若くしてマスコミ業界に飛び込み、各界・各国の実力者と幅広い人脈を持つ著者が、超一流の交流から学んだ「大切に扱われる・積極的にサービスしたくなる上質なゲストになる」ためのノウハウを一冊にまとめた『一流のサービスを受ける人になる方法』(いつか著)が9月11日に刊行されました。
『一流のサービスを受ける人になる方法』刊行を記念して、特別に著者・いつか(http://www.itsuka-k.com)さんのベストセラー『成功する男はみな、非情である。』(角川いつか名義)を再編集してお届け! 数々の成功者に共通する「帝王学」の実態に迫ります。

 

 

「家族は、麻薬だと思うし、子供は、悪魔だから。家庭に、どっぷりつかることを、徹底的に、拒否しないと、弱い人間というか、流されやすいやつは、いい仕事できないと思う」

 

そう言ったのは、芸人でもあり映画監督でもあるビートたけし。

 

あなたは家庭を最優先にする人?

 

それとも、たった一度の人生、思う存分自分の力を確かめたい、と考える人?

 

成功を徹底的に追い求めれば、家族だんらんを味わうのは月一度かもしれない。盆暮れだけかもしれない。だったら、その機会を精一杯過ごすことだ。旅行に連れ出す、スポーツをする、料理をつくる、なんでもいい。記憶に残る、動きのある姿を見せつけること。

 

考えてみれば、世間のお父さんは、週末に家族と共にいても、尊敬されるわけでもない。家族が見るのは、寝巻きを着て、ゴロ寝をしている姿なのだからしかたないだろう。いくら職場ではバリバリ働いていても伝わらないのだ。

 

日ごろから家族と接する機会が少ないのは、本来はいい関係かもしれない。マンネリに陥らずにすむ。

 

もちろん誰でもできることではないし、やるべきでもない。あくまで成功を追い求めるための生き様。

 

あなたはどちらの人なのだろう?

 

「八対二理論」という言葉、あなたは知ってる?

 

どんな社会、組織でも、売り上げの八割は二割の社員や顧客だけが出している。あとの八割は皆、二割のためだけに存在している。

 

もちろん残りの八割の社員や顧客が無駄なのではない。だから、どんどん斬り捨てればいいというわけではない。この八割がいるから、二割の人間が輝く。むしろ八割の人間のほうが、会社の核となる。冒険をせず、現状に満足し、ごく当たり前の幸福をつかむ。ごく普通の家族を持ち、ごく平凡な人生を過ごす。

 

でも二割は違う。どんどん前進し、突き進む。ときには会社の枠を突き破り、家族たちを置いて、はるか遠くまで進んでしまうかもしれない。

 

あなたは今まで属してきた学校や部活動や職場や部署で、いつも上位二割にいた?

 

そして、今は?

 

八割でいたいか、二割になりたいか、それはあなたの自由だ。
どんな世界にも、それぞれの役割がある。こうして世の中は成り立っている。
ただし、二割になりたいと思ったら、腹を括ることだ。

 

上位二割を目指すなら、「家族」という麻薬に負けてはならない。

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