文筆家・ライター
東京都出身。4歳からバレエを習い始め、12歳で単身留学。国内外の大学で哲学、心理学、宗教学といった学問を横断し、帰国。現在は、本やアートを題材にしたコラムやレビューを執筆している。舞踊、演劇、すべての身体表現を愛するライターでもある。
2020/08/24
『食べすぎてしまう女たち―「愛」の依存症』講談社 ジェニーン・ロス、斎藤学/訳 私たちは毎日、小さな傷を負いながら生きている。傷の原因は、友人のささいな一言だったり、誰かの心無い振る舞いだった […]
2020/08/21
『なぜ人は美を求めるのか 生き方としての美学入門』ナカニシヤ出版 小穴晶子/著 美学とは哲学の一分野で、芸術・感性・美などを扱う学問だ。絵を観たり、詩を読んだり、映画を鑑賞するなかで、人の心に […]
2020/08/20
『魔法がとけたあとも』双葉社 奥田亜希子/著 大人と呼べる年齢になってから、奥田亜希子さんの『魔法がとけたあとも』を読めたことは私にとって幸運だった。といっても、大人ならではの苦労とか人生を指 […]
2020/08/19
『私たち異者は』白泉社 スティーヴン・ミルハウザー/著 柴田元幸/訳 どこへ向かえばよいのかわからないまま歩くような、何をすべきか迷い続けているような、妙な手探り感のある日常を描いた小説で、そ […]
2020/05/25
19世紀ロシアの作家トルストイの妻ソフィアは13回妊娠し、13人の子どもを産み、そのうち6人を難病の末に亡くしている。彼女は少なくとも1回は産褥熱を患い、熱病や胸の炎症に苦しみながら、トルストイの全作品と日記を(成人した […]
2020/05/18
「アレ」とか「あそこ」とか、英語なら「プーキ」「プープ」「プーチ」と呼ぶそう。これほど多くの呼び名を持つ器官も珍しいけれど、どれもたったひとつの場所の呼称だ。それも、女性にとってもっとも大切な部分、すなわち「ヴァギナ」。 […]
2020/05/11
『キキ 裸の回想』白水社 ビリー・クルーヴァー、ジュリー・マーティン (訳)北代美和子 19世紀末、パリ・モンパルナスの平和と静けさに引きつけられた芸術家たちは、この地にこぞってアトリエを構えた。本書は、エ […]
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.