akane
2020/04/17
akane
2020/04/17
私たちは夫婦で料理家をしています「ぐっち夫婦」です。このたび、本がすき。で連載コラムを書かせていただくことになりました! はじめましての方も多くいらっしゃるかと思いますので、簡単に自己紹介をさせてください。
夫:Tatsuya。ごはんのすすむ料理や一品ものが得意。料理を口に入れた瞬間の美味しさを大切にしている。
妻:SHINO。フードコーディネーターで栄養士。野菜が好き。健康的な料理や、家庭的な料理が得意。
「いつ食べる?」 「誰と食べる?」 「今はどんな気分?」などそのときの気持ちに素直になって夫婦で料理を作り、レシピを発信しています。そのため、旬の食材の登場頻度は高め! 旬の食材はその時期に調理して食べるのが一番おいしいですからね。
どんなテーマでコラムを書こうかな? と担当編集者さんと打ち合わせをしていて、「余りがちな食材」ってどうしてる? という話になりました。
例えば、「大根半分で十分だったのに…スーパーにはまるごと1本しか売ってなかった!」「ナスを1袋買ったけど3本だけ使って2本余っちゃった!」といったときです。
編:みなさん野菜って毎回使い切れてるのかなあ?
夫:うーん、そういったご相談をメッセージでもらうことあります。「使い切れなくて困ってます…ぐっち夫婦ならどうしますか?」のように。私たちは、夫婦でそれぞれ1品ずつ作ったりすることで、できるだけ使いきれるようにしている気がします。
あっ、でも、その1品だけ作って残りは冷蔵庫に入れることもよくあるよね。
妻:うん、使い切れないときは2、3日以内に使うようにしているよね。食材を「切りおき」しておいて、すぐに使い切れるようにしたり。あとは、主菜を作ったらもう1品は副菜・汁物にする、といった感じに組み合わせは意識して料理してる。
編:じゃあ、あんまり困ってないってことかなあ? 上手に使い切るために苦労をしているわけではないんだよね?
妻:鮮度がいいうちに食材は調理して食べたいから、意識はしてるけれど…。改めて思い出してみると、使い切れるように工夫して料理をしているんだろうなあ。
夫:そうだね。毎回そんなふうに料理ができるわけではなかったりするから、野菜室でちょっとシワシワしてきちゃったなあっていうときもないわけではないね。
去年の夏はオクラが2本だけちょっとシワシワしてるのを見かけたかなあ。そのまま中華炒めに入れて、美味しくいただいちゃいました(笑)。
そのうち使おうと思っていたのに、気付いたら冷蔵庫の隅でしなびていた…そんな経験はありませんか? Instagramやブログを通じてご相談をいただくこともあり、「余りがちな食材の使い切りにフォーカスをあてた企画があってもいいよね?」ということで連載を始めることになりました! 食材を最後までおいしく使い切れるアイデアをみなさんと共有できたらうれしいです。
1品だけで使い切るのはなかなか大変なので、コラムは【前編】【後編】として私たち夫婦がそれぞれ1品作らせていただいて、2品でひとつの食材を必ず使い切れるレシピをご紹介します! 同じ日の食卓や、翌日の食卓で作ってみてもらえたらうれしいです。
そして、担当者さんから「みんなで参加ができて面白いコンテンツに挑戦してみない?」と提案をいただきまして、今回3つのことを考えさせていただきました。
(1)毎月の食材は読者のみなさんが決定!
(2)連載の料理のうち1品をつくる様子をYouTube & Instagramでライブ配信!
(3)目標は、この使い切りの企画の書籍化!
唐突なので少しだけご説明させてください。
(1)毎月の食材は読者のみなさんが決定!
「コラム前編の記事内」や「ライブ配信(YouTube)の概要欄」にアンケートフォームを用意しています。テーマにあわせてみなさんが使い切りに困っている食材を教えてください。アンケート結果は後編の記事の中で発表させていただきます!
(2)連載の料理の様子をYouTubeおよびInstagramでライブ配信!
毎月の記事で紹介する2品のレシピのうち1品を、記事公開前にライブ配信でご紹介! そのレシピは後日公開される記事の中に掲載します。実際に料理をライブで作りますので、その場で質問などもお寄せくださいね。みなさんとのやりとりを記事で紹介させていただいたり、次回コラムの食材の候補をみんなで考えていけたらうれしいです。
(3)使い切り企画を書籍化!?
担当者さんと打ち合わせをしていて、「書籍化が目標だということを事前にみなさんへお伝えして企画を進めていくことで、参加型の書籍を作れたら素敵だね」ということになりました。もしよかったら、私たちと一緒に書籍を作ってくださいませんか?
前置きが長くなりましたが、連載スタートです! 初回だけは私たちが決めた食材でレシピ2品を作っていきますね。今回のテーマは【キャベツ1玉使い切り】です!
妻レシピ「キャベツと鶏むねのクリーム煮」
たっぷりキャベツがペロリと食べられちゃう1品。フライパン一つで簡単に作れるのもおすすめしたい理由です!
材料(夫婦2人分)
キャベツ…1/2個
鶏むね肉…1枚(250g)
インゲン…3本
にんにく…ひとかけ
白ワイン(または酒)…大さじ3
和風だし…小さじ1
生クリーム…200ml
片栗粉…適量
塩・こしょう…各少々
作り方
○下準備
・キャベツは芯を取り、一口大のざく切りにする。
・インゲンは両端を落とし、斜め半分に切る。
・にんにくはみじん切りにする。
・鶏むね肉は皮を取り、一口大に切る。塩・こしょう少々をふり、下味をつける。
(1)深めのフライパンにキャベツを敷き詰め、塩少々(分量外)をふる。下味をつけたむね肉に、片栗粉をにぎるようにしてつけ、キャベツの上にのせ、その上ににんにくをのせる。
(2)白ワイン、和風だしを入れる。アルミホイルなどでふたをし、中火にかける。キャベツがしんなりし、むね肉が白っぽくなってきたら、インゲンと生クリームを入れる。
(3)煮立たせないようにあたため、全体を混ぜる。塩で味をととのえる。皿に盛り粗びき黒こしょう少々(分量外)をかける。
妻:キャベツを半分無事に使い切れたね~! 1日で作っても、数日に分けてもいいのでぜひやってみてほしいね!
夫:うん、そうだね! 残り半分は実際にライブ配信をしながら作るから…ドキドキ(笑)。
妻:4月26日(日)にYouTube & Instagramでライブ配信しますので、よかったらぜひ見てくださいね!
このように走り出した新企画! ぜひみなさんのアイデアで、私たちと一緒に「楽しくておいしくて役に立つ」レシピ本を実現させましょう!
では、またライブ配信でお会いしましょう!
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