【人生相談file30】イヤなことをされても「やめて」と言えない孫。将来いじめにあわないかと心配です。
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イヤなことをされても「やめて」と言えない孫。将来いじめにあわないかと心配です。(50代・Sさん)

小学校1年生、男の子の孫がいます。とても活発で、明るい性格ですが、見かけによらずデリケートなところがあります。友だちと遊んでいてイヤなことをされても、「やめて」と言えないのです。いつもやられっぱなしのようです。本人はイヤな素振りは見せないものの、内心ではイヤがっているはず。このままだと、いずれいじめにあわないか、心配でたまりません。大好きで、大切にしている孫のことを守ってあげたいのです。どのようにアドバイスすればよろしいでしょうか?

 

【回答】

どんなに小さな子どもにも、それなりのプライドがあるものです。お孫さんは、自分が気が小さいことや、いじめられたりしている姿を、親やおばあちゃんに見られたくないでしょうし、知られたくもないでしょう。そういう場合は、例え話をしてあげて下さい、「あんなことをされた子がいたみたいだけど、〇〇はどう思う?」と声をかけてあげて下さい。そうして、そういうときは、こんなふうに思ったり、こんな態度や言葉を言えばいいんだよね、とシミュレーションをしてあげることで、お孫さんが自分で、自分の対応の仕方を覚えていきます。でもね、イヤだと言えないのは、必ずしもいけないことではないと思います。黙っていながら相手の出方を待っている子どももいます。

 

あなたのお孫さんは、まさにそういうお孫さんだと思います。
黙ることが防御の場合もあるのです。

 

それはむしろ、お孫さんの“いいところ”でもあると思います。けれど本当はイヤだとはっきりとわかったら、「そっか、イヤだったけど、イヤって言えなかったのね。その気持ちを覚えておこうね」と言ってあげましょう。お孫さんが自分の本当の気持ちと向き合い、行動できるようになるきっかけづくりができると思います。

 

あなたが心配するのはわかりますが、「イヤかもしれない」「やられっぱなしかもしれない」と悔しくて腹が立つように思っているのは、お孫さんではなく、あなたの気持ちですね。そこをね、まずは間違えてはいけませんね。「どうして僕は『やめて』と言えなかったんだろう」、「どうやったら『やめて』と言えるのだろう?」と考えることは、お孫さん自身のこれから成長していくにあたっての訓練ですね。祖母であるあなたがやるべきは、お孫さんに自分で考えるきっかけを与えてあげること。それが、ノーを言うことの大切さを学ぶ手助けになるでしょう。

 

いじめを心配するのは、本当にその時が来てから考えればいいことではありませんか?そうなるかならないかわからない未来のことまで悩まないで下さいね。あなたのお孫さんは、大人しくてもかしこいお子さんです。いまあなたがすることは、お孫さんが本心をきちんと伝えられる“受け皿”になってあげることです。自分の子どもと違って孫になら、そんなふうにワンクッション置いた対応ができると思います。

 

【メッセージ】

孫を大切に思うなら、心配ならば、
孫が自分の頭で考えられるよう、
自分の気持ちをきちんと把握できるように、
手助けになる言葉をかけてあげられたらいいですね。

まさよのWEB人生相談

まさよ

魂カウンセラー
幼少のころより、不思議なもの視たり聴いたりする体験を重ねる。ある日、大きな光に包まれる経験をし、見えない世界のしくみを知る。その1年後、不思議な存在からのお告げにより、OLから霊能カウンセリングの仕事に転身。東北地方を中心に、チャネリング&透視リーディング教室の講師を4年半務める。現在は、神様からのメッセージや、神様とつながって人生を輝かせる方法を、ブログや著書を通じて伝える日々を送っている。
まさよオフィシャルブログ
「愛しているよ 大好きだよ」
https://ameblo.jp/itigomicanuri/
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