【人生相談file1】祖母に認知症の症状が出てきて、介護を負担に感じてしまいます。
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祖母に認知症の症状が出てきて、 いけないと思いつつも介護を負担に感じてしまいます。 (40代・E子さん)

 

91歳になる母方の祖母のことで相談です。半年ほど前から認知症の症状が出てきたので、心配で春ごろに家へ行ったのですが、驚きました。

ひどい臭いがして、部屋がとても散らかっていたのです。

以来、車で1時間くらいかかる祖母の家に週1、2回のペースで通い、部屋の掃除や洗濯をしていました。

ただ夏の暑さで、私のほうがすっかり疲れてしまったのです。でも行かないと、祖母から何度も電話がかかってきます。

施設の人に世話をお願いしたいのですが、祖母は彼らを部屋に入れることすらイヤがります。

どうしたらよいのか・・・・・・小さいころから大事にしてもらった大好きなおばあちゃんなのに、介護を負担に感じている自分に罪悪感すら覚えています。

 

回答

 

E子さんはお母さんが3年ほど前に他界され、叔母さんも遠方に住んでおられる。だから、一人暮らしのおばあさんの介護は、現在お父さんと暮らすあなた一人の肩にかかっているのですね。片道1時間もかかるとなると、通いの介護は大変ですし。顔を見せないと、1日に何度も電話をかけてこられるのもつらいですね。おばあさんとしては催促しているつもりはない・・・・・・というより、自分が電話したことも忘れて繰り返してしまっているのだと思いますが、だからといってスルーするわけにもいかないでしょうし。

 

でも、おばあさんがそんな状態で、あなたが介護を負担に思ったからといって、自分を責めることはありません。何とか施設に入ってもらうのが、いちばんの解決策でしょう。プライドの高いおばあさんは介護の人の世話になることに抵抗がある、とのことですが、自分がお世話する側に回るということにするのはいかがでしょう? 女性はもともと家族の世話をやいてきたから、それができると喜びます。みるみる元気になる人だっています。

 

ですから一度、おばあさんにこんなふうに施設に入ることを勧めてみてください。「おばあちゃん、施設のお世話になるんじゃなくて、施設の方を助けてあげてほしいのよ。すごく手が足りないの。車いすを押してあげたり、配膳を手伝ったり、床のゴミを拾ったり、やることはいっぱいあるのよ」と。もちろん施設の方にはちゃんとその旨お伝えして、ちょっとした仕事を与えてもらうよう、“根回し”はお忘れなく。

 

おばあさんが施設に入れば、あとはときど顔を見せてあげるようにしてあげてください。これであなたの負担は随分軽くなると思います。そのことで「介護放棄をしてしまった」と罪悪感を持つ必要はないんですよ。 小さいころからあなたをかわいがってくれたおばあさんが、あなたに重い負担をかけることを喜ぶはずがないではありませんか。「孫にひどい扱いを受けた」なんて、絶対に思いません。

 

もう一つ言っておきたいのは、認知症が進むと、魂が別の世界に行っている時間がだんだん長くなっていく、ということ。体を置きざりにして、好きなところに行っているのです。実は人間は誰しも睡眠中に同じ状態になるのですが、加齢にともなって“夢うつつ状態”が長くなっていくことを、私は「魂の帰り支度」と呼んでいます。体は老化していく一方だけど、魂は昔の記憶を徐々に解放して、若返っていくのです。だから自分が認知症であることも、どんな介護を受けているかも、すべて記憶から消えていきます。

 

E子さん、もうおばあさんの介護を自分一人で抱え込まないでくださいね。施設に入ってもらうことで、みんながハッピーになれるのですから、自分を責めるのはやめにしましょう。

 

【メッセージ】

負担の重い介護を手放すことは罪ではありません。
お年寄りの魂は軽やかに現世と別世界を行き来し、帰り支度を楽しんでいるのです。

 

 

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まさよ

魂カウンセラー
幼少のころより、不思議なもの視たり聴いたりする体験を重ねる。ある日、大きな光に包まれる経験をし、見えない世界のしくみを知る。その1年後、不思議な存在からのお告げにより、OLから霊能カウンセリングの仕事に転身。東北地方を中心に、チャネリング&透視リーディング教室の講師を4年半務める。現在は、神様からのメッセージや、神様とつながって人生を輝かせる方法を、ブログや著書を通じて伝える日々を送っている。
まさよオフィシャルブログ
「愛しているよ 大好きだよ」
https://ameblo.jp/itigomicanuri/
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