akane
2018/10/30
akane
2018/10/30
25年前に他県から嫁いできました。主人は長男なので、当初は義父と同居していました。
義母は結婚前に他界しています。
私なりにがんばったのですが、結婚して10年ほど経ったころに義父との関係が悪化。
私は義父の思い描くような嫁にはなれなかったのです。
それで身体障害者1級の身である義父を残して、主人・子どもといっしょに家を出ました。
ご先祖さまはそんな私を怨んでいるでしょうか?
でも私は、もう主人の実家に戻りたくはありません。
できれば主人と離婚したいとも思っています。
大変でしたね。義理のお父さんは昔の人だから、昔のイメージの嫁の姿をYさんにも求めてしまうのでしょう。
けれど今はそんな時代ではないですから、仕方がないことだと思います。
ご先祖さまはね、怒ってなどいませんよ。
ご先祖さまの願いは、子々孫々、みんなが幸せになることなのですから。
再び義父さんと同居しても、あなたが幸せになれないのなら、別居という選択を温かく見守ってくれています。
ですから、ご主人の実家に戻る必要はありません。
罪悪感があるのは、Yさん自身が昔ながらの嫁舅観に縛られているだけです。
もしあなたのなかに「長男の嫁として、お墓を守っていけないのは心苦しい」という気持ちがあるのでしたら、ご主人とよく話し合って、お墓や仏壇を自分たちの代が、どう受け継いでいくかを決めるといいかもしれませんね。
でもね、なぜ、ご主人と離婚したいのでしょうか? だって、ご主人はYさんといっしょにお義父さんとの別居を決めてくれたのでしょう? もちろんふとした言葉などに、どこかであなたを責めるようなことを感じてしまうかもしれませんが、それでもご主人は、お義父さんではなく、あなたの味方についてくれているんですよね。
だったら、ご主人に対する不満はいろいろあるでしょうけど、何も離婚することはないように思います。
DVがあるとか、差し迫った事情があるなら別ですが、そうでないのなら25年連れ添った夫と別れ、子どもたちを心配させることもないでしょう。50代、60代になったなら、いがみ合ってでも夫婦でいることのほうがいいと思います。
ご先祖さまの願いは、子々孫々、みんなが幸せになること。 代々、家を引き継いで守ってもらうことではありません。 自分自身の幸せのためなら、 昔ながらの「家」という概念に縛られなくていいのです。
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