akane
2018/02/06
akane
2018/02/06
この本を読んでいくと、日本人の「イタリアン」に関する今までの常識や理解がいかに間違いだらけだったか、ねじ曲げられていたかを知って、驚かれる方が多いかと思う。そうした誤解や間違った常識を改めるということに関して、「どうでもいいじゃないか」 で済ませる考え方に、僕は賛成できない。現代のグローバル化された世界では、食に関する あらゆる「まやかし」がまかり通っている。その中には、そのまま放置すれば私たちの健康を損ない、社会の仕組みさえも破壊しかねないものもあるからだ。それについてはこの本を読み進めてもらうと、よく理解していただけると思う。
(本書「はじめに」より)
1955年、イタリア、ミラノに近いクレモーナ生まれ。ミラノ工科大学卒業後、建築家として数カ国で活躍。その後、日本のゼネコンに招聘され来日し、日本に永住を決意。慶應義塾大学講師などを経て、現在はイタリアの文化団体「ダンテ・アリギエーリ協会」東京支部会長と、同団体が設立したイタリア語学校「イル・チェントロ」校長を務める。『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』『イタリアワイン秘ファイル』『イタリア「色悪党」列伝』(すべて文春新書)『イタリア人が見た日本の「家と街」の不思議』(パブラボ)などイタリアの文化・歴史・食に関する著書多数。ソムリエ泣かせのワイン通。
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