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本がすき。 > 小説
             

#小説

REVIEWレビュー

  • 2019/11/07

    父であることの意味、息子に何を与えられるか…初めて真剣に考えてしまうピュリッツァー賞作品

    藤代冥砂
    『ザ・ロード』早川書房  著/コーマック・マッカーシー 訳/黒原敏行   父と息子が描かれた文学作品は、数多あるが、これほどまでに胸が抉られるような深い余韻を残す作品は他にまだ知らない。   地球全土を巻き込んだ最終戦争後の世界を思わせる環境設定の中、厳冬期が来る前に凍死から逃れようと南へ南へと旅す...
  • 2019/11/07

    函館の話なんてだれが読むの『潮首岬に郭公の鳴く』平石貴樹

    生まれ故郷の函館のミステリーを書きたいと思うようになった。たぶん年のせいだろう。   観光地としてなら、函館はまあまあのところだ。函館山夜景をはじめ、見どころスポットはふんだんにあるし、おいしい食事やみやげ品にも恵まれている。   だが、私が書きたいのは観光地ではなく、地元の人のふつうの暮らし、その中で起こる...
  • 2019/11/06

    戦後すぐの古書店街が舞台の極上ミステリ

    小説宝石
    『定価のない本』東京創元社 門井慶喜/著   古書を扱ったミステリは数々あれど、その中で本書は、一、二を争う傑作である。   作品の舞台は、いわずと知れた神田神保町(かんだじんぼうちよう)。ようやく活気を取り戻しつつある、敗戦からちょうど一年の昭和二十一年八月十五日のこと。古本屋の芳松(よしまつ)が...
  • 2019/11/05

    アイヌとポーランド、その意外な繋がり

    小説宝石
    『熱源』文藝春秋 川越宗一/著   明治維新以降、和人たちの同化の圧力にさらされた樺太の地で生まれた、アイヌたちと一人のポーランド人の絆。少年期を北海道で過ごし、20代で樺太に戻り指導者となったヤヨマネクフ。   未遂に終わったロシア皇帝暗殺計画に加担したとして流刑になったサンクトペテルブルグの学生...
  • 2019/11/05

    逆転の警察小説『サンズイ』笹本稜平

    いわゆる警察小説は、刑事が犯人を追うのがほぼ定番で、私の小説もこれまでその例外ではなかった。それをひっくり返したものをなぜか書きたくなった。   主人公が警察に追われるストーリーはかつてもあったと思うが、その主人公が刑事だというのはそんなにないと思う。警察を敵に回した一人の刑事の孤独な戦い。これは面白い——。...
  • 2019/10/31

    からくりの館に山火事が迫る!

    小説宝石
    『紅蓮館の殺人』講談社 阿津川辰海/著   『紅蓮館の殺人』は、タイムリミットのある物語。山火事に遭遇した高校生二人が、文豪の館に逃げこむ。だが、救助を待つ間に館に住む娘が吊り天井で圧死する。からくりが仕掛けられた館での死は、事故か殺人か。   山火事到達まで三十五時間。真相解明か脱出か、人々の意見...
  • 2019/10/30

    日本人にされかけたアイヌと、ロシア人にされかけたポーランド人。人間の生の根源に感動する歴史大河小説『熱源』

    竹内敦
    『熱源』文藝春秋 川越宗一/著     私事だが、父が樺太生まれの北海道育ちなので、自分にはアイヌの血が流れているのだとひそかに誇らしげに勝手に思い込んでいた。眉毛だって太いし。父方の祖母がクマさんみたいな顔してたし。だからアイヌの話というだけで本書を手に取るきっかけには十分だった。  ...
  • 2019/10/30

    『テレビドラマよ永遠に』著者新刊エッセイ 鯨統一郎

    桜川東子(さくらがわはるこ)シリーズの新刊『テレビドラマよ永遠に』には中編二編が収められています。   一編目は『渡る世間に殺人鬼』。   飛行中の飛行機の中から人間一人が消えてしまう人間消失テーマに挑んでいます。   このテーマは過去にも夏樹静子(なつきしずこ)さんなどが取り組んでいます...
  • 2019/10/29

    社会学+人生相談『シャガクに訊け!』大石大

      通っていた大学に、カウンセリングルームがあった。どんな話をしてくれるのか興味があり、行ってみたいと思っていた。だが、不幸なことに当時の僕には相談すべき悩み事が何もなく、一度も利用できずに大学を卒業してしまった。   それから十年後、大学で学んだ社会学の知識を生かして小説を書けないか、と考えていた...
  • 2019/10/28

    霊視した真相を、論理的に解き明かす

    小説宝石
    『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』講談社 相沢沙呼/著   推理作家の香月史郎(こうげつしろう)は、警察に協力し捜査への助言をしてきた。彼は、城塚翡翠(じょうづかひすい)という霊媒と出会う。彼女は、死んだ後に停滞する人の意識を感じとれるらしい。その力によって、事件の真相の手がかりや、時には犯人自体を知ること...
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