ryomiyagi
2020/04/24
ryomiyagi
2020/04/24
みなさま、こんにちは! パーソナルトレーナーの三浦です。
突然ですが、最近私がハマっているのが、“お白湯”です。
基本的にお気に入りのタンブラーにお白湯を入れて持ち歩いているので、よっぽどのことがない限りは、ペットボトル飲料を買うこともありません。
体温が上がることによって免疫力が上がることは、みなさまご存じでしょう。
体を温める効果が大きいお白湯は、その手助けをしてくれるのです。
といっても、お白湯を飲めばウイルス撃退にもなるというのは誤りで、あくまで免疫力を高める効果がある、ということです。
運動が苦手・・・という方は、ぜひお白湯で内臓を温めて、免疫力を高めていきましょう!!
ところで、「お湯」と「お白湯」は同じものだと思っていませんか?
「お湯」は、水に熱を加えて熱くしたもの。
一方「お白湯」は、沸騰させたお湯を冷ましたものです。
薬膳に詳しい方に教えていただいた正しい作り方は、こちらです。
(1)やかんに水を入れ、蓋をする。
(2)沸騰したらやかんの蓋を取り、少しだけ火を弱くして、30分近く沸騰させ続ける。
(3)沸かし終わったら火を止め、自然に冷めるのを待つ。
最初の水の分量からは、半分くらいに減ってしまうのですが、ただ沸かしただけのお湯よりも、口当たりがまろやかで美味しくなるのです。
このお白湯、伝統医学であるアーユルヴェーダでは「パーフェクトドリンク」として紹介されるほど。
アーユルヴェーダでは、次の3つの要素のバランスが重要だと考えられていて、自分がどの体質なのかを見極めて体調改善の方法を見出そうという東洋医学です。
・ヴァータ(空・風)
・ピッタ(火・水)
・カパ(水・地)
このアーユルヴェーダでいうと、お白湯がなぜ「パーフェクトドリンク」なのかというと・・・
まず、沸かす時のやかんや鍋に「地」が含まれます。
「水」を沸騰させることで「火」のエネルギーが取り込まれ、
沸騰後にやかんの蓋を取ることで、蒸気が上がり「風」を取り込み、
蒸発した水は形が見えなくなり、やがて無限の可能性を持つ「空」のエネルギーへと変わります。
つまり「地、水、火、風、空」といったすべてのバランスが整っていることから“完全”だといわれているのだそうです。
私自身はアーユルヴェーダについてはまだまだ勉強中ですが、実際にお白湯を飲み続けていると、体内の温度が上がり、血液循環も良くなり、手先・足先もずっとポカポカした状態が続いているのを実感できます。
体の末端が温かいということは、腸などの動きも確実に良くなり、いいことづくめ。
お白湯の習慣で、ウイルスに打ち克つための免疫力を高めていきましょう!
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PROFILE
三浦香織 デポルターレクラブCTO、パーソナルトレーナー。早稲田大学教育学部卒業。米国でのトレーニング指導留学を経て、2010年、デポルターレクラブのオープンに参画。トップアスリートや著名人のパフォーマンスアップ、肉体改造、ダイエット等をサポートしている。近年は、最先端のバイオロジカル検査や分子整合栄養学を駆使した食事指導など、メディカルフィットネスの分野のアプローチも取り入れた、最新かつ統合的なトレーニングも提案している。
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