akane
2018/10/29
akane
2018/10/29
23歳年収2億円――。大阪・北新地のNO.1キャバ嬢、進撃のノア(@shingeki_noa)。
人生にとって大切なことは、すべて夜の世界が教えてくれた――。そう語る彼女が、どんな時代でも、どんな環境でも、成功する自分のつくり方を、赤裸々に明かした初めての著書『好かれる力』からどんな人にも通じるエッセンスを紹介します。
日本の社会には「出る杭は打たれる」的な風潮があります。
学校や会社といった人が集まるところには、スクールカーストみたいな階級がほぼ必ずといっていいほどあるもので、そういうしがらみに悩んでいる女の子はたくさんいると思います。でも、そんなくだらないことを気にしていたら、一生なんてあっという間に過ぎてまう。
だから、「みんなこうあるべき」という圧力に屈するくらいなら、もう誰にも止められないくらいに突き抜けてほしいんです。そのためには、中途半端はやめて、打たれない杭になること。出すぎた杭は打たれへん。逆に、打とうと思ったらケガするで(笑)。
〝進撃のノア〞でいるときのわたしは人の目や常識をまったく気にしていません。「これ、おもろいかも」っていう好奇心とひらめきを頼りに生きています。好奇心は自分を前へ前へと進めてくれるものだから、みんなも、人の目より自分の好奇心を信用してほしい。
わたしは好奇心旺盛な反面、めちゃくちゃ飽き性です。でも、飽きたらほかのものを探すから、どんどん新しいものと出会うことができます。たとえば、ごはん屋さんも、「ここ、めっちゃ好き!」ってなったら、毎日のように通い倒して、それで「もうええか」と思ったら新しいところを探します。シャンパンも、値段関係なくいろんなものを味比べしたほうが楽しいから、「アルマンドしか飲まへん」とかはぜったいに言わへん。
ファッションに関しても、そのときの気分でころころイメチェンしています。一番イメチェンするのは髪型。突然ショートカットにしたり、エクステつけてロングにしてみたり、金髪にしたり、黒髪にしたり……。髪型は、ほんまにその日の気分で激変しています。
ヘアメイクさんに「アホみたいにして」ってオーダーして、お団子2つつくって、ミッキー系にしてみたこともありました。ほんまにアホみたいだし男ウケは悪かったけど、「こんな髪型のキャバ嬢がいたら、みんなどう反応するか?」っていう好奇心のほうが勝った。
へんてこな髪型で出勤したら、お客さんから「お前、頭イカレてんのか?」って本気で心配されたこともあるし、「新喜劇にでも入りたいんか?」と言われたこともあるけど、お店からは “進撃のノア”っぽいからという理由で許されています。
こうやって好奇心で誰よりも先に行くと、結果、周りがついてきてくれるんです。こんな自由にやらせてくれて、そんなわたしの暴走を温かく見守ってくれてありがとう(笑)。出すぎた杭は打たれないっていうのは、こういうことやねん!
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以上、進撃のノア『好かれる力』(光文社)を一部改変して掲載しました。
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