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本がすき。 > レビュー
             

REVIEWレビュー

  • 2022/04/12

    私たちはほんとうに「見て」いるのか? 見えないものに怯え、見えるものが見えていない人間という生き物|小林エリカ『トリニティ、トリニティ、トリニティ』

    馬場紀衣
    『トリニティ、トリニティ、トリニティ』集英社 小林エリカ/著      タイトルにもある「トリニティ」とは、キリスト教の三位一体「父と子と精霊」のこと。作者が描くのは女性のトリニティ、すなわち「母と娘と血」の三位一体だ。本作に登場する女性たちを結びつけるものは、うっとりするような美しいもの、というよ...
  • 2022/04/11

    芥川賞受賞作! 人気の小説家による、淡々とした話に潜む狂気の物語|今村夏子『むらさきのスカートの女』

    馬場紀衣
    『むらさきのスカートの女』 今村夏子/著     近所で「むらさきのスカートの女」と記号的に呼ばれる風変わりな女の話が淡々と穏やかな筆致で綴られていく。「もうずいぶん長いこと、むらさきのスカートの女と友達になりたい」と思っている「わたし」は彼女の生活を過剰なまでに観察し、覗き、やがて関与するようにな...
  • 2022/04/08

    人は「匂い」に支配されている?「嗅覚」が解き明かす人の心の謎

    馬場紀衣
    『においが心を動かす ヒトは嗅覚の動物である』 A・S・バーウィッチ/著 大田直子/訳     「におい知覚は私たちに、多くの興味深い知覚体験を突きつける」と語るのは、神経科学や感覚論における「嗅覚」の位置づけを研究しているA・S・バーウィッチ。認知科学者で、哲学者でもある著者はさらにこう続ける。...
  • 2022/04/08

    134ページで何度でも泣く。老女のコミカルで可愛らしい、壮絶な物語

    金杉由美
    『ミシンと金魚』集英社 永井ミミ/著     「あの女医は、外国で泣いたおんなだ」   冒頭の一文にひっつかまれ、最後の一行にたどり着くまで本を閉じられなかった。 いや、一度だけ閉じた。 134ページ。 びっくりして、あわてて閉じて、わんわん泣いた。 歩きながら読んでいたので歩きながら泣い...
  • 2022/04/07

    コムデギャルソンからイッセイ・ミヤケまで。身体論の名著にして古典

    馬場紀衣
    『ちぐはぐな身体 ファッションってなに?』ちくま文庫  鷲田清一/著     クローゼットを開く瞬間はいつも気分が弾む。新しいデザインからヴィンテージものまで、今日はなにを着ようかと迷うのが楽しい。人は一日のほとんどを布にくるまれて生活しているけれど、服を着るという行為には、単に身体に布をまいている...
  • 2022/04/06

    「女らしい色」「男らしい色」って何? ジェンダー問題を考える入門書

    馬場紀衣
    『セックス/ジェンダー 性分化をとらえ直す』世織書房 アン・ファウスト・スターリング/著 福富護 その他/翻訳     小学生のころ、私のランドセルの色は赤だった。男の子たちは黒色のランドセルが定番で、遠くから見てもどちらが女の子で男なのか間違えようがない。ランドセルの赤と黒は、社会的に生み出された...
  • 2022/04/04

    人を笑わせる男と独裁に陶酔する男の闘い。今こそ知るべきチャップリンの『独裁者』が生まれた舞台裏

    白川優子
    『チャップリンとヒトラー』岩波書店 大野裕之/著     ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まった。21世紀のこの時代、未だに戦争を権力の象徴と正義に履き違えている独裁者が暴走している。あちこちのメディアがそれを取り上げ、愚かな戦争と独裁者が世界中で話題になっている今だからこそ、紹介したい本がある。...
  • 2022/03/30

    三浦天紗子が読む『シソンから、』女性美術家を中心に描かれる家族の肖像

    小説宝石
    『シソンから、』亜紀書房 チョン・セラン/著 斎藤真理子/訳   『シソンから、』というタイトル通り、苛烈な人生を生きたシム・シソンという女性がハブとなり連綿と続く家族三代の群像劇だ。生前は、美術評論や随筆を書き、メディアにも度々登場する文化人だったシソン。朝鮮戦争当時に起きた民間人虐殺で家族を失い、労働移民...
  • 2022/03/29

    西上心太が読む『ロング・アフタヌーン』「長い午後」の魔力

    小説宝石
    『ロング・アフタヌーン』中央公論新社 葉真中 顕/著   仕事納めの日、新央出版の編集者・葛城梨帆の元に、突然原稿が届く。差出人は志村多恵。その名を見て梨帆の記憶が甦る。七年前に社が主催していた短編新人賞で多恵の作品が最終選考に残ったのだ。梨帆は「犬を飼う」というその作品に惚れ込むが、あえなく落選。それ以来、...
  • 2022/03/28

    東 えりかが読む『我が友、スミス』ボディ・ビルと女性らしさ

    小説宝石
    『我が友、スミス』集英社 石田夏穂/著   スミスとは「スミス・マシン」。筋肉のトレーニング・マシンの名称だ。バーベルの左右にレールが付いて軌道を補助するため、比較的安全に使える。一年と三か月前から体を鍛え始めたU野は入社七年目で二十九歳の女性会社員だ。このスミスやダンベルで自己流の筋トレのためジム通いを続け...
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