さわや書店フェザン店 店長
声に出して読んだら恥ずかしい日本語のひとつである「珍宝島事件」という世界史的出来事のあった日、1969年3月2日盛岡に生まれる。地元の国立大学文学部に入学し、新入生代表のあいさつを述べるも中退、後に理転し某国立大学医学部に入学するもまたもや中退、という華麗なるろくでもない経歴をもって1998年颯爽とさわや書店に入社。2016年、文庫のタイトルを組み合わせて五七五を作って遊んでいたら誰かが「文庫川柳」と名付けSNSで一瞬バズる。本を出すほどの社内のカリスマたちを横目で見ながら様々な支店を歴任し現在フェザン店店長。プロ野球チームでエース3人抜けて大丈夫か?って思ってたら4番手が大黒柱になるみたいな現象を励みにしている。
2022/06/27
『サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来』光文社新書 龍岡歩/著 戦術の歴史を俯瞰するとサッカーがより面白くなると気づかされた。 名前を聞いたことある知将名将監督のすごさがよく […]
2022/05/26
『失敗図鑑』文響社 大野正人/著 偉人たちの失敗エピソードを集め一冊にした本。歴史に名を刻む成功の陰で、絶望するほどの失敗をしていたり、失敗したと思い込んでいたことが実は次の成功への糧になってたりする偉人た […]
2022/05/18
『幸村を討て』中央公論新社 今村翔吾/著 今村翔吾の直木賞受賞後第一作。ちなみに直木賞を2回取ることはありません。1人1回です。第一作とはいえ正確には、刊行は受賞後だが執筆は受賞前。『塞王の楯』の勢いのまま […]
2021/10/05
『火星に住むつもりです』光文社 村木風海/著 大変だ。これ以上二酸化炭素を出さない対策だけでは地球温暖化は止められないらしい。減らすだけでもひいこら言っているのに、いったいどういうことか。 具 […]
2021/06/25
『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。』光文社 妹尾武治/著 「この世は全て事前に決定しており、自分の意志は幻影だ」と著者は言う。それを「心理学的決定論」と著者は呼ぶ。自分がいつ死ぬか、仕事がうま […]
2021/04/13
『三国志名臣列伝 後漢篇』文春文庫 宮城谷昌光/著 本書は滅びに向かう後漢王朝を支えた名臣7人のそれぞれを主人公にした短編集だ。 宮城谷昌光の「三国志」を読んだとき、あまりに古い時代から始まるので衝撃的だっ […]
2021/02/17
『コロナと潜水服』光文社 奥田英朗/著 五十を過ぎたおっさんがババロアなんて言うのは気持ち悪いだろう。そこはご容赦願いたい。ババロアが好きなんです。似たようなものに牛乳のプリンや杏仁豆腐なんてのもあるけれど […]
2021/01/18
『南極で心臓の音は聞こえるか 生還の保証なし、南極観測隊』光文社 山田恭平/著 「序」からして長い前書きだ。そこで著者の人柄がわかるので親切だろう。南極研究とは何か、なぜ南極にきたのかを説明しながら、論文の […]
2020/10/28
『八月の銀の雪』新潮社 伊与原新/著 自然の摂理や動物の生態、人智を超えて美しい。奇跡的なほど合理的。科学を突き詰めていくと「神」のような存在を信じたくなる、かもしれない。複雑で絶妙なバランスに成り立つ世界 […]
2020/10/14
『お誕生会クロニクル』光文社 古内一絵/著 様々な人々のお誕生会を主題にした連作短編集。第一章の「万華鏡」を読んだとき、最初は少し平凡かなと思っていた。ところが後半の話の持っていきかたに「うまい!」と感嘆し […]
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