ノンフィクション作家
1968年京都府生まれ。 早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。「週刊ポスト」編集部などを経て1999年末に退社。スポーツ、政治、旅などさまざまなテーマのノンフィクション作品を発表。 多数の証言を元にプロレス界に迫った『真説・長州力 1951‐2015』(集英社インターナショナル)、自ら死を選んだ元メジャーリーガーの生涯を追った『球童 伊良部秀輝伝』(講談社、ミズノスポーツライター賞優秀賞)、名優と昭和の映画界を描いた『偶然完全 勝新太郎伝』(講談社+α文庫)、巨大化するサッカーとカネの関係にメスを入れる『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』(光文社新書)など著書多数。早稲田大学スポーツ産業研究所招聘研究員。最新刊『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』(集英社インターナショナル)が7月に発売。 撮影/タイコウクニヨシ
2019/03/13
『東京パパ友ラブストーリー』講談社 樋口毅宏/著 過去、何度かフィクションを書かないかと誘われたことがある。ノンフィクションの書き手にとって、小説は強い誘惑である。 被取材者への配慮、事実 […]
2019/02/01
『ルポ西成』彩図社 國友公司/著 ノンフィクションに「笑い」の要素が入ると、作品全体が軽やかに、そして生き生きと輝くことがある。 『ルポ西成』はそんな本だ。 この本 […]
2019/01/18
『戦艦武蔵ノート』岩波書店 吉村昭/著 昨年末、旧知のPRプランナーであり、コラムニストである、中川淳一郎さんに誘われて、ウェブメディアのライター忘年会に参加してきた。 中川さん […]
2018/12/19
『牧水の恋』文藝春秋 俵万智/著 ノンフィクションとは「取材する」「資料を調べる」「考える」「執筆」という四つが揃った「知的総合格闘技」だとぼくは思っている。ただし、その取り上げる題材がすでに […]
2018/11/12
『昭和の怪物 七つの謎』講談社 保阪正康/著 ノンフィクション作品でどの人物を取りあげるか、どのような切り口で描くのかは、書き手自身の哲学に深く関わってくるものだ。書き手の人物評価の“物差し”が、作品の中に […]
2018/10/01
『よい謝罪』日経BP社 竹中功/著 週刊誌をひっくり返すと後ろに小さく電話番号が入っている。これは〈代表番号〉と呼ばれる。 編集部に配属された新入社員の仕事は、この番号に掛かって […]
2018/09/03
『トマト缶の黒い真実』 太田出版 ジャン=バティスト・マレ/著 田中裕子/訳 世の中には多くのニュースが溢れている。例えば、こんな風だ。 〈中国政府の新疆ウイグル地区への弾圧〉 […]
2018/08/15
『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』東洋経済新報社 松本創/著 仕事柄、資料として一日に十冊読むこともある。本を読むのは早いほうだろう。そんなぼくが、この『軌道』に関しては、なか […]
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