ノンフィクション作家
1968年京都府生まれ。 早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。「週刊ポスト」編集部などを経て1999年末に退社。スポーツ、政治、旅などさまざまなテーマのノンフィクション作品を発表。 多数の証言を元にプロレス界に迫った『真説・長州力 1951‐2015』(集英社インターナショナル)、自ら死を選んだ元メジャーリーガーの生涯を追った『球童 伊良部秀輝伝』(講談社、ミズノスポーツライター賞優秀賞)、名優と昭和の映画界を描いた『偶然完全 勝新太郎伝』(講談社+α文庫)、巨大化するサッカーとカネの関係にメスを入れる『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』(光文社新書)など著書多数。早稲田大学スポーツ産業研究所招聘研究員。最新刊『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』(集英社インターナショナル)が7月に発売。 撮影/タイコウクニヨシ
2020/12/28
『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』(KADOKAWA) 春名 幹男/著 田中角栄という政治家は、日本政治史で強い光を放つ太陽であり、同時に年代や立ち位置によって評価が分かれる多面体でもある。 かつ […]
2020/09/23
『浪漫疾風録』中央公論新社 生島 治郎/著 それなりの期間生きていると、あのとき話をしておけば良かったと後悔する人がぽつぽつ頭に浮かぶものだ。 ぼくにとっては、この本の著者、生島治郎もそん […]
2020/07/10
『エンド・オブ・ライフ』集英社インターナショナル 佐々 涼子/著 どんな人種、思想、性格であっても人間には一つ共通していることがある。それは必ず死ぬことだ。ただし、人は死から目を背けがちだ。『 […]
2020/06/05
『2000年の桜庭和志』文藝春秋 柳澤 健/著 二〇〇二年二月のことだ――。 リオ・デ・ジャネイロの街はカーニバルの熱気で充満し、人々は浮かれていた。夜中に、海岸沿いで食事をした後、タクシーに […]
2020/05/19
『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』講談社 岩瀬達哉 / 著 自分の狭量さを思い知るのは、評価に値しない思った本が、次々と重版が掛かるときだ(ほとんどの場合、そうした本は目を通していないの […]
2020/04/07
『無敗の男 中村喜四郎 全告白』文藝春秋 常井健一/著 非常に面白い政治ノンフィクションである――。 まず、中村喜四郎という、癖のある政治家をひっぱり出し、本音(と思われるもの […]
2019/11/01
『LONDON RHAPSODY』リットーミュージック トシ矢嶋/著 この夏、格闘技、あるいは山岳写真で知られる井賀孝さん、「HOME」という中国の客家族を撮った写真集を上梓した中村治さんと立 […]
2019/10/18
『真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園』文藝春秋 三宅玲子/著 想像力とは本来無限であるはずだ。しかし、実際にはそれまでどんな人生を歩んできたのか、によってその人間の想像力は限定される。だからこ […]
2019/09/24
『最強レスラー数珠つなぎ』イースト・プレス 尾崎ムギ子/著 人はなぜプロレスに惹かれるのか。 かつてのニューヨークとロサンゼルスという東西海岸の大都市のプロレスを例をあげて、その […]
2019/04/01
『拗ね者たらん 本田靖春 人と作品』講談社 後藤正治/著 本を読み進めているうちに、自らの居ずまいを正さなくてはならないような、背筋が伸びる感覚になるときがある。本田靖春はそんな書き手だ。 & […]
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