ryomiyagi
2020/06/11
ryomiyagi
2020/06/11
巨人の投手陣に欠かせない投手は、当然だがやはり菅野智之だろう。昨シーズンは怪我や不調もあり、不甲斐ないシーズンに終わったものの、二桁勝利に到達し、チーム2位の勝ち星を記録した。今シーズンは、昨年に投手三冠を達成した山口俊がMLBに移籍したこともあり、二桁勝利は大前提のうえ、エースとしてチームを牽引していくことが求められる。
2020年のキャンプとオープン戦では、新フォームに取り組んだ上で調整をした。その結果、オープン戦や開幕前の実戦では、昨シーズンよりもボールの強度や投球内容が良く、スラット+スプリット型を確立しつつあり、「エース」として復活する兆しが見えた。
プロ野球開幕まで「あと17日」⚾️
〈練習試合 #巨人 ? #西武〉?️#東京D
初回からエースの貫禄をみせる #菅野智之 投手。三者凡退での立ち上がりです‼️?ただいま日テレジータスで生中継⚡️
ジャイアンツLIVEストリームでも配信!
▶️https://t.co/KQyC8TtaEq#プロ野球開幕 #ジャイアンツ pic.twitter.com/lK60EkeheV— DRAMATICBASEBALL 2020 (@ntv_baseball) June 2, 2020
昨シーズンは主に中継ぎとして活躍した田口だが、2016年,
先発ローテーションとして不調だった2018年は、5月まで大城卓三とのバッテリーを組み、試合を最低限作れていたことから、左投手との相性が良いとの意味合いも込めて大城とバッテリーを組む機会が多くなると予想される。
また、昨シーズンの活躍を見ると、先発・中継ぎとオールラウンドに熟せる能力もあることから、チームのブルペン事情によっては中継ぎに回る可能性も高いだろう。
直近の実戦形式の登板では、実戦から離れすぎた影響で野手陣のタイミングが本来よりも遅れている部分はあったが、いい感じに脱力したフォームから球速以上に手元でピュッと伸びる直球で、打者から空振りを取っていた。
プロ野球開幕まで「あと19日」⚾️
〈#巨人 紅白戦〉第二試合 ?️#東京D
1回表 #原辰徳 監督が見守る中、紅組先発 #田口麗斗 投手が好投でアピール?ただいま日テレジータスで生中継⚡️
?ジャイアンツLIVEストリームでも配信!
▶️https://t.co/KQyC8TtaEq #プロ野球開幕 #ジャイアンツ pic.twitter.com/2Ay63C5eKr— DRAMATICBASEBALL 2020 (@ntv_baseball) May 31, 2020
若手投の中で期待できるのは、やはり戸郷翔征だろう。昨シーズンは、優勝決定試合に登板し、チームを優勝に導く投球をした。スラッターを駆使するピッチングスタイルだが、ストレートの強度を上げるなどの課題も残る。
まだ高卒2年目という点を見ると、今シーズンでいきなり先発ローテーションの一角でフルシーズン投げさせるなどはせずに、将来のリターンも考えた上でしっかり育成してほしい投手だ。
次に高田萌生は、キャンプから中継ぎとして調整した中、当初は調子の良し悪しがはっきりしていたが、これまでのシーズンよりも仕上がりが良く、短いイニングになったことによってストレートの強度が上がった。また、変化球もスラットの再現性が高くなったことにより、空振りを取る場面も増えていき、成長が見られる。
今シーズン開幕一軍で迎えることになれば、中継ぎでロングリリーフなどを担う可能性が高い。与えられた役割で結果を出していき、先発又は接戦時の登板機会が与えられることが期待される。
ルーキーの太田龍は、即戦力として期待されながらもキャンプの時点では怪我があり、出遅れていたが、開幕が延期になったことも功を奏して5月後半の実戦形式に間に合い、紅白戦ではスラット+スプリットを活かして素晴らしい投球を見せた。
現時点での懸念材料は、デラロサの調整不足だろう。昨年は、シーズン途中からクローザーとして優勝に貢献したが、今年はキャンプからコンディションが上がらず、不安定な投球が続いている。
また、勝ちパターンとして活躍し、プレミア12の代表にも選出された大竹寛が出遅れていることによって、昨年と比較すると救援陣はコマが少なくなっていることは否めない。さらに、田口が先発に回るとなると、左のリリーバーも昨シーズン活躍した中川皓太や戸根千明の働きが非常に重要になってくるだろう。
その他に投手陣をカバーする人材としては、中継ぎとしてオーバースペックの澤村拓一あたりは非常に貴重な存在になるに違いない。
鍵谷陽平もスラットを擁する投手として確立し始めているため、今シーズンは機会に恵まれたら注目だ。
運用方法としては、昨シーズンのように、監督である原辰徳氏を中心に上手く投手起用や配置転換をしていくことが求められる。
例えば昨シーズンは、大竹をはじめとした田口や澤村と言った、先発としても実績がある投手が中継ぎに固定され始めてから救援陣は安定した。
今シーズンで例えるなら、出遅れている畠世周あたりを2018年のように夏場あたりから中継ぎとして起用していくことも一つの手段だろう。
投手陣の活躍はもちろんのこと、原監督の運用力やマネジメント力も見どころのシーズンになりそうだ。
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.