ryomiyagi
2020/06/23
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2020/06/23
今シーズンも主砲として期待される岡本和真は、昨シーズンのCSから非常にキレがあるスイングができている。今年もキャンプから身体が絞れていることもあり、オープン戦は非常に高いパフォーマンスを残した。緊急事態宣言解除後の実戦形式序盤では、試合勘が鈍っていたこともあり調子は下がっていたが、開幕1週間前からは打撃の形が戻ってきていた。
※僭越ながらキャンプで身体が絞れていることを確認した際にゴジキ氏はこう言っていた
岡本若干痩せたけどフルシーズンやるなら夏にわりと絞れることを考慮した上で見ても2018年の体重+3kgぐらいじゃないかね
実際岡本に限らず田口も夏場に連投し始めて一気にパフォーマンス上がったからシーズンやその季節によるベストな体重というのも大事だろうな— ゴジキ (@godziki_55) February 9, 2020
そして、開幕2戦目で2本のタイムリーを放ち、3戦目では逆転ホームランをライトスタンドに放った。
この打撃が継続できれば、タイトル争いをするレベルになっていくに違いない。また、「打点を生み出す力」も光った。具体的には2戦目の終盤、ライト前へのタイムリーである。このように場面に応じた打撃ができると、中田翔やアレックス・ラミレスといった選手のように、要所でチームを勝利に結びつける打点を生み出せる打者になれるだろう。
※岡本和真の3戦目逆転ホームラン
これ打てるようになったらもう令和を代表する巨人軍の4番確定だろ
昨日の終盤に打ったライト前みたいな軽打も織り交ぜられるようになればワンランク上のスラッガーになれるpic.twitter.com/8jt1hkh0pO— ゴジキ (@godziki_55) June 21, 2020
開幕3戦目にして初ヒットが出た丸佳浩だが、まだ本調子ではないだろう。オープン戦や実戦形式の時のヘラルド・パーラと同様に、打球が上がってこないことが懸念材料だ。ただ、丸ぐらい実績がある打者は様子見で実戦を積むことによって調子は上がっていくと見ている。
チームの顔である坂本勇人、丸、岡本の並びはリーグトップクラスであり、他球団からすれば非常に脅威である。彼らがどれだけプレッシャーをかけられるかは、今シーズンも鍵になっていくだろう。
2戦目の先発をした田口麗斗は平均球速141.7km/hを記録した。不調に陥った2018年はこの水準以下の球速だったため、打ち込まれる場面が多々あった。
今シーズンの田口は、かつての杉内俊也、和田毅、成瀬善久のように140〜142km/hぐらいの球速で、手元で「ピュッ」とくる感覚のストレートを投げられていることが調子のパロメーターになりそうだ。ストレートが来ていることによって、スライダーやチェンジアップなどの変化球も活きてくるだろう。
懸念材料としては、今シーズンのボールが飛びすぎることや、この類のストレートは多少甘くなっただけでも2戦目の原口文仁に打たれたように被弾される可能性もあり得ることだ。
しかし、水準以上の球速(140〜142km/h)を投げられていれば、2016〜2017年のパフォーマンスは残せると見ている。
※僭越ながらゴジキ氏は実戦形式からこう仰っていた
野手陣が実戦から離れすぎて遅れてる部分もあるが、軽く投げてる感じでありながら、手元でピュッてくる感じがしそう https://t.co/GnhWAI0rru
— ゴジキ (@godziki_55) May 31, 2020
開幕カードを見た上で、懸念材料をあげるとするならばリリーフ陣の起用法だろう。
特に、澤村拓一の優先度の低さには驚きを隠せなかった。今シーズンも投げているボールの質はクローザーを任せても良いレベルに違いないが、点差が開いた場面や6回で登板させる起用法はいただけなかった。
今後は、7回に澤村、8回中川皓太、9回にルビー・デラロサを「勝ちパターン」として早めに確立していくことが必要である。
※素晴らしい投球を見せた澤村拓一
これ、本当に凄かった
今年も澤村は起用法さえちゃんとすれば期待できるなpic.twitter.com/PufLot8mSJ— ゴジキ (@godziki_55) June 20, 2020
また、鍵谷陽平や高木京介と言った好調の投手もビハインド時や接戦の場面で起用していくことによって、勝率は上がるだろう。
さらに、2軍には調子を上げていた高田萌生やルーキー太田龍、昨シーズンワンポイントやピンチでの登板時に好投を見せた戸根千明などが控えている。
数々の懸念材料があるのは事実だが、開幕カード3連勝を記録して波に乗る巨人のリーグ2連覇をいちファンとして期待したい。
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