BW_machida
2021/08/20
“カミングアウト・ソング"説の真相
BW_machida
2021/08/20
イギリス人が選ぶ「1000年で最も重要な曲」第1位、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。2018年には同楽曲をタイトルに冠した映画も大ヒットとなった。6分近くある曲の長さや革新的な多重録音、当時珍しかったプロモーションビデオなど、そのユニークさをあげるとキリがない。ただ、この曲最大の特徴は不可思議な歌詞だろう。例えば同じく世界的な曲である「イマジン」や「ヘイ・ジュード」と比べても、圧倒的に謎めいている。この“異形の曲“にフレディはどのような叫び、祈りを込めたのか。あるいは意味なんて何もないのか――? 洋楽ファンの映画研究者が膨大な文献をリサーチし、フレディの残した謎をめぐる冒険の旅に出る。
(すがはらゆうこ)学術博士(名古屋大学)。専門は映画研究。元々の洋画好き&洋楽好きが高じて、現在は非常勤にて名古屋市内複数の大学で英語授業を担当。「ボヘミアン・ラプソディ」は大学1年生を対象にした授業で曲を扱ったのがきっかけで、その後カルチャーセンターから愛知サマーセミナーの講座へと発展。ファンの方々の熱い思いに直に触れ、リサーチをまとめたものを書き下ろすことに。クイーンは80年代から。今回遡って聴き、70年代が実は好みだったと発見。
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