ryomiyagi
2022/05/23
『バッタを倒しにアフリカへ』
ryomiyagi
2022/05/23
現在、私はバッタ博士としてアフリカでサバクトビバッタと格闘している。その模様は『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)に綴っており、本作は、それよりも前のバッタ博士になろうかどうか思い悩みつつ、修業に明け暮れた頃に焦点を当てている。まさに「エピソード1」となる。今となっては気恥ずかしいが、青春の日々を、ひたすらバッタだけを見つめることに捧げた青年が織りなすエピソードに、貴方をいざないたい。
(まえの うるど こうたろう)昆虫学者(通称:バッタ博士)。一九八〇年秋田県生まれ。国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)主任研究員。秋田県立秋田中央高校卒業、弘前大学農学生命科学部卒業、茨城大学大学院農学研究科修士課程修了、神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学白眉センター特定助教を経て、現職。アフリカで大発生し、農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除技術の開発に従事。モーリタニアでの研究活動が認められ、現地のミドルネーム「ウルド(○○の子孫の意)」を授かる。著書に、毎日出版文化賞特別賞、新書大賞、ブクログ大賞を受賞し、21万部を突破した『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)、その児童書版『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』(光文社)がある。
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