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本がすき。 > 小説
             

#小説

REVIEWレビュー

  • 2022/05/05

    夏目漱石が主人公なのにオープニングはセント・ヘレナ島? 大胆な場面転換がスケールを感じさせる物語

    金杉由美
    『ミチクサ先生』講談社 伊集院静/著     『ノボさん』で正岡子規と夏目漱石の友情を描いた著者が、満を持して夏目漱石を主人公に据えた長編小説。 それなのに、物語のとっかかりはなんと1817年のセント・ヘレナ島から。 島に幽閉されていた元皇帝ナポレオンが英国軍艦の艦長に極東の国「ジパング」に住む人々...
  • 2022/05/04

    これはただのお仕事小説、恋愛小説じゃない。「弱き者」が不戦勝する時。

    横田かおり
    『おいしいごはんが食べられますように』講談社 高瀬隼子/著     食べることがすきだ。 恥を忍んで告白すれば、つねに次の「食べる」について思いを馳せている。 朝のパンを食べながらお昼のことを。お昼のお弁当を食べたら夜のご飯のことを。 一日の終りには、何を淹れてどのお菓子を食べようか。 出来立てが一...
  • 2022/04/11

    芥川賞受賞作! 人気の小説家による、淡々とした話に潜む狂気の物語|今村夏子『むらさきのスカートの女』

    馬場紀衣
    『むらさきのスカートの女』 今村夏子/著     近所で「むらさきのスカートの女」と記号的に呼ばれる風変わりな女の話が淡々と穏やかな筆致で綴られていく。「もうずいぶん長いこと、むらさきのスカートの女と友達になりたい」と思っている「わたし」は彼女の生活を過剰なまでに観察し、覗き、やがて関与するようにな...
  • 2022/04/08

    134ページで何度でも泣く。老女のコミカルで可愛らしい、壮絶な物語

    金杉由美
    『ミシンと金魚』集英社 永井ミミ/著     「あの女医は、外国で泣いたおんなだ」   冒頭の一文にひっつかまれ、最後の一行にたどり着くまで本を閉じられなかった。 いや、一度だけ閉じた。 134ページ。 びっくりして、あわてて閉じて、わんわん泣いた。 歩きながら読んでいたので歩きながら泣い...
  • 2022/04/08

    第三話 マナ ヨウルサウナ

    杉山道生、38歳。容姿、仕事とスペック高めだがいまだ独身の商社マン。入社二年目のときに先輩に連れて行かれた銭湯サウナから〝汗〟の魔力にとりつかれ、自分の限界を見極める日々が始まった―――――恋愛小説家・谷村志穂がつむぐサウナと恋の物語。    道生はBar〈Di〉にいた。  仕事帰り、よく立ち寄る隣駅のバー、...
  • 2022/04/01

    『エレジー』著者新刊エッセイ 赤松利市

    失わなかった人たち   この物語はバブル景気を舞台にした物語です。   とはいえ、もはやバブル景気を知らない世代も多くなりました。知る人も知らない人も、バブル景気と聞いて思い出す光景は何でしょう?   ジュリアナ東京。   ジュリ扇を振り振りし、お立ち台でワンレン・ボディコンの女...
  • 2022/03/29

    『シェア』著者新刊エッセイ 真梨幸子

    シェアという名の暗黒面(ダークサイド)   とにかく私はシェアが苦手なのである。特に、食べ物のシェア。具体的にいえば、鍋。大勢が、直箸で鍋をつつくその光景を想像するだけで、寒気がする。   それには訳がある。   母子家庭育ちで、孤食が当たり前だった我が家では、鍋というものが出たことがなか...
  • 2022/03/28

    東 えりかが読む『我が友、スミス』ボディ・ビルと女性らしさ

    小説宝石
    『我が友、スミス』集英社 石田夏穂/著   スミスとは「スミス・マシン」。筋肉のトレーニング・マシンの名称だ。バーベルの左右にレールが付いて軌道を補助するため、比較的安全に使える。一年と三か月前から体を鍛え始めたU野は入社七年目で二十九歳の女性会社員だ。このスミスやダンベルで自己流の筋トレのためジム通いを続け...
  • 2022/03/23

    停滞する日々に閉じ込められた私たちは、それでも「旅」をせずにいられない

    横田かおり
    『旅する練習』講談社 乗代雄介/著     あの春に――そう、はじまりは春だったのだ。 突然の外的要因によって閉じ込められた私たちは、立ち止まってしまった場所を「居場所」とし、じっと嵐が過ぎ去るのを待つしかなかった。 あの日々にいったい何の意味があったのだろう。通り過ぎていった季節を思い返しながら今...
  • 2022/03/22

    わたしの父の体に残る、12の弾丸の理由とは――エドガー賞最優秀長編賞最終候補

    金杉由美
    『父を撃った12の銃弾』文藝春秋 ハンナ・ティンティ/著 松本剛史/翻訳     無口な父親サミュエルと12歳の娘ルー。ふたりは長い間旅をしてきた。 母親のリリーはルーが物心つく前に湖で溺れて死んだという。 リリーの生まれ育った港町で、父は娘のために根を張って生きていこうと決意する。ふたりの新しい生...
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