2022/06/28
刑事片倉康孝の迷走 私の分身、刑事片倉康孝のシリーズも、この『蒼い水の女』で五作目になる。 前々作の『赤猫』に始まり、前作『野守虫』へと続いた片倉の“乗り鉄”振りも、ここに来てさらに板に付いてきた感がある。 今回はその片倉を、“SLかわね路号”が走る静岡県の大井川鐵道の旅へと連れ出してみた。もちろん片倉の生涯の相棒(?)元妻の智子や、部下の柳井淳も一緒だ。
2022/06/27
光文社から『トキワ荘青春日記』が出版されるのは、今回で3回目となります。 最初の単行本は1981年にカッパノベルスから刊行され、トキワ荘ブームを巻き起こすきっかけとなりました。1996年にはトキワ荘を題材にした映画「トキワ荘の青春」(市川準監督)が公開されると、それに合わせて再編集され、『いつも隣に仲間がいた… トキワ荘青春日記』として出版されました。 そして、このたび
2022/06/23
漫画界のレジェンド・藤子不二雄A先生が、今年の4月に旅立たれました。享年88歳。かつて藤子不二雄のブームがあり、あのころの書店には、藤子マンガの単行本がずらりと並び、テレビでは“毎日”アニメが放映されていて、町はキャラクターグッズであふれていました。藤子関連の何かしらに触れない日はなかったので、今の40代以上は、生活の一部として子供時代を過ごしていた人も多いことと思います。かくいう自分もそのひとり
2022/06/23
学校の勉強や友人関係、SDGsなど、世の中にあふれる「むずかしい問題」。 ハッキリした答えがないから「自分で考えてみよう!」と先生や大人たちは言うけれど、そもそもどうやって考えたらいいのかわからない……。 そんなときに、世界一の頭の使い手で、フランスの哲学者・デカルトが発明した「むずかしい問題を考え抜くための4つのルール」が役に立つ! 頭がすっきりして一生役立つ「思考の
2022/06/22
入手困難となっていた名著『トキワ荘青春日記』は、伝説のアパート「トキワ荘」を舞台に“まんが道”にすべてをかけた藤子不二雄Ⓐが、生きて、描いて、愛した日々の克明な記録。コンビであり親友でもあった藤子・F・不二雄をはじめ、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオ、鈴木伸一ら盟友と過ごした青春の日々をつづっている。今回の新装復刊では、自伝的漫画『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』を挿絵に、臨場感あふれる作品
2022/06/13
「お腹が空くのを我慢しなくてはならない」「辛い運動もしなくてはならない」「好きな食べ物を食べられない」「脂肪の前に筋肉が減っていく」etc. これまでの常識の真逆を行く、驚くべきダイエット法の日本語訳本がついに登場! 痩せ遺伝子とは? 痩せ遺伝子のスイッチを押すサートフードとは? 食べるだけで、脂肪は落ちて痩せるのに、筋肉量はUP、そしてどんどん健康になる! 画期的な減量法の生みの親による、元祖サ
2022/06/23
4月20日に発売された廣瀬俊朗さんの新刊『相談される力 誰もに居場所をつくる55の考え』(光文社)の丸善ジュンク堂書店による出版記念オンラインイベントが、「トシさんと語ろう 相談しよう」をテーマに開催されました。今回は皆さんのご質問の中から、廣瀬さんご自身に関するご質問について答えていただきました。 イベント主催:丸善ジュンク堂書店 夢を語り続ける 自分に何ができるのか
2022/06/22
4月20日に発売された廣瀬俊朗さんの新刊『相談される力 誰もに居場所をつくる55の考え』(光文社)の丸善ジュンク堂書店による出版記念オンラインイベントが、「トシさんと語ろう 相談しよう」をテーマに開催されました。今回は、皆さんのご質問の中から転職に関するお悩みについて、廣瀬さんに答えていただきました。 イベント主催:丸善ジュンク堂書店 知らないところへ飛び込む チャレン
2022/06/21
4月20日に発売された廣瀬俊朗さんの新刊『相談される力 誰もに居場所をつくる55の考え』(光文社)の丸善ジュンク堂書店による出版記念オンラインイベントが、「トシさんと語ろう 相談しよう」をテーマに開催されました。今回は、皆さんのご質問の中から人間関係に関するお悩みについて、廣瀬さんに答えていただきました。 イベント主催:丸善ジュンク堂書店 人間関係こそが土台を作る チー
2022/06/24
「ピュア」 駅の階段でベビーカーを下ろそうとしている母親を見つけた。咄嗟に「持ちますよ」と声をかけ、彼女と一緒にベビーカーを下ろした。彼女は「ありがとうございます」と言ってホームの端へと消えていった。 昔、何か人の役に立つことをすることに戸惑いを覚える時期があった。目の前にSuicaを落とした女性がいたとする。私は反射的にSuicaを拾い上げようと前かがみになるが、ふと
2022/06/17
「あきらめく」 世界に渦巻く不条理な悪意、暴力、死。どんな人間にも平等に、それは突然降りかかる。未来に何が起こるかは決して誰にも分からない。 圧倒的な暴力描写でその現実を突きつけてくるのが、コーエン兄弟監督「ノーカントリー」だ。 「ノーカントリー」( 監督:ジョエル、イーサン・コーエン、主演:トミー・リー・ジョーンズ、日本公開2008年) 「
2022/06/10
「母の味」 我が家で母の味といえば、山口県の郷土料理けんちょう、豚汁、すき焼きなどが思い出される。中でも大根をたっぷり使ったけんちょうは冬になると必ず食卓にあがる一品で、大根、人参、豆腐を醤油、酒、砂糖、みりんで汁気が無くなるまで煮込んだだけのとてもシンプルな料理だが、出汁の染み込んだ大根がとても美味しく、私は母の作ったけんちょうが大好きだった。 「リトル・フォレスト」
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