akane
2019/03/20
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2019/03/20
第6回目の涙活は、「飯田橋」駅が最寄りの中華料理店「神楽坂飯店」へ。店の看板に「一升チャーハン ジャンボ餃子 百ヶ餃子 挑戦者受付中!!」と謳っているように大食い業界の間では有名な店なんですよ。
店の前に着くと、もうすでに今回の「泣き美女」相澤真央の姿が。食品サンプルがずらりと並ぶショーケースを覗いていました。
中には私達がチャレンジする、原寸大のジャンボ餃子のサンプルもあります。
それにしても、大きいですね! 真央も「本当にこの餃子に私一人でチャレンジするんですか」と目を丸くしています。
私と真央が話していると、助手のおとよが到着しました。いつにもましてテンションが高い、おとよ。
その昔、おとよはこの近辺で編集者として働いていたそう。当時から、その存在が気になっていたと言います。「いやー、本物のジャンボ餃子を、ついにこの目で見ることができるなんて!」と喜んでいます。
私達が話している間にも、通りがかりのカップルが足を止めて、「えっ、これマジ!?」などと言いながら、見入っていました。一度見たら、忘れることができませんよね。
さて、入りましょうか。
店に入り、2階の席に着くと「もう少しで焼きあがりますから」と店主の竹鼻公和さん。
竹鼻さんいわく「ジャンボ餃子はまずは蒸して火を通してます。その後、焼き目をつけるんですよ。蒸して焼いてで、2時間くらいかかるんです」
中の餡も仕込んだ後は、1日寝かせる必要があるとか。そのため、いきなりの注文は無理で、2日前までの事前予約が必要となります(前金制)。
餃子だけでなく、チャーハンにラーメンと、大食いチャレンジを始めたきっかけは、昭和42年にまで遡ると言います。
この辺りには大学があり、空腹の学生が大勢いたそう。ある日、体育会系の部活の先輩が後輩に「餃子100個食べられるんじゃないか」と話しているのを耳にした竹鼻さん。思わず、食べ切れたら、無料にすると言い出してしまったのが、大食いチャレンジを始めるきっかけだったとか。
空腹の学生のためだなんて、餃子が出る前から、泣かせる話じゃないですか。
そんな話をしていたら、美しい神楽坂マダムが2階に上がってきました。奥様かと思いきや、「いえ、母です。この店は親の代からやっているんです」と竹鼻さん。御年87歳だとか。
「えっ!」と驚く一同。どう見ても、親子には見えません。
そして、「ここの餃子って、アンチエイジングにいいのかも!」と真央とおとよが期待に胸を膨らませます(笑)。これで大食いにも気合が入りますね!
ちなみに、店は息子さんも入れて、親子三代で切り盛りしているのだとか。だから、店内はファミリーのあたたかな雰囲気で満ちているんですね。
大食いチャレンジには、「60分以内に1人で完食」「チャレンジ中は席を立つことできない」などのルールがあります。
見事、チャレンジして完食できると、無料! 前金が返金されます。さらに、完食証明書と中国酒がもらえます。
ちなみに、見学者も1人1品頼むことを忘れずに。
さて、いよいよ、餃子が出てきました!
本物は、ものすごくインパクトがあります! 今回初めてジャンボ餃子の存在を知った真央も、憧れのジャンボ餃子と出会えたおとよも、感激です。もちろん、私も!
ジャンボ餃子との対面に高ぶった気持ちが静まった頃、真央とおとよがスマホで撮影し始めました。これは記念に撮りたくなりますね。
次に、重さを感じるために、実際に持ってみることに。「大きすぎて、両手でないとムリですね」と真央。ジャンボ餃子は通常の餃子100個分で、なんと2.5キロもあるのだとか。
そうそう、私が頼んだ普通の餃子も横に並べてみましょう。並べると、圧倒的な大きさであることが分かります。
さて、写真撮影はこれぐらいにして、大食いチャレンジしてみましょう。
しかし、「ナイフを入れるのがもったいない」と尻込みする真央。その気持ち、分かります。
真央が思い切って、ジャンボ餃子にナイフを入れると、ドバッと肉汁が溢れ出します。餃子の皮もぶ厚いですね。見ただけで食欲をそそります。
早速、真央が餃子を口に運びます。「皮もしっかりしていて、中の具もジューシーでいくらでも食べられます」と笑顔で答えてくれました。
これならいいところまでイケるかも!?
しかし、最初は勢いがよかったものの、ペースが落ちていき、苦しそうな表情に。そして、それが次第に泣き顔に……。「お、お腹が苦しいです」と真央。
そんな真央を見ていた竹鼻さん、「いやー、美女の涙は絵になりますね」とうれしそう。
制限時間に達する前にギブアップ。やはりジャンボ餃子完食のハードルは高かったですね。「残してすいません」と真央。いえいえ、よくぞここまで健闘してくれました!
そこで、私とおとよがお手伝いすることに(大食いチャレンジでは、一人で食べ切ることになっていますのでご注意を)。「美味しいですね、コレ」とおとよ。
しかし、私達も次第にお腹が痛くなり、3人で食べても、半分がやっとです。
半分と言えば、餃子50個分。通常の餃子も2人前頼んだので、3人で60人前食べたことになります。さすがにもうお腹いっぱいです。
余った餃子をどうしようかと困っていると、竹鼻さんが「持ち帰りますか?」との優しい言葉が。
美味しい餃子と竹鼻さんファミリーのあたたかさに感涙し、お腹も心も満たされました。
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