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本がすき。 > 小説
             

#小説

REVIEWレビュー

  • 2020/05/08

    記憶、欲望、真実……香りが開く、禁断の扉。

    横田かおり
    『透明な夜の香り』集英社 千早茜/箸     その人の声は深い紺色をしていた。黒と見間違うほどの深い深い紺だ。でも、黒ほどはっきりとした拒絶の色を示していないことが、救いのようだった。その声は、一香の耳に不思議とよく馴染んだ。懐かしい。でももう戻れなくて、胸が締めつけられる。   25歳の...
  • 2020/04/29

    南極基地の「タロジロ」生還から8年後、見つかった1頭の死骸の正体とは?

    金杉由美
    『その犬の名を誰も知らない』小学館集英社プロダクション 嘉悦洋/箸     日本で一番有名な犬、といったら何といっても渋谷のハチ公か南極のタロジロだろう。 「タロジロは生きていた!」 これだけで泣ける。   飼われていた家から離され、極寒の南極に連れていかれ、懸命に犬ゾリを曳き、あろうこと...
  • 2020/04/25

    それは、私たちの社会の明日を示唆するSF――貴志祐介さん『罪人の選択』

      ホラーからSFまでさまざまな手法で読者に刺激を与えてくれる貴志祐介さん。2年半ぶりの新刊はデビュー前に書かれた貴重な一編を含む短編集です。「1冊に編んで、自分の中の裏テーマが“時間”だったと気づいた」と貴志さん。コロナが流行する今だからこそ読みたい作品も!   SF小説が描く、時間の残酷さ、理不...
  • 2020/04/24

    途方もない立ち往生をする私達に、宮本常一と渋沢敬三が教えてくれるものとは

    大平一枝
    『旅する巨人〜宮本常一と渋沢敬三』文春文庫 佐野眞一/著     敬遠していた作家の出世作に心を掴まれて   ノンフィクション作家、佐野眞一氏の23年前の代表作である。本作の大宅壮一ノンフィクション大賞受賞によって、氏の筆名が知られるようになった。   歩いて歩いて、日本列島を地球4周分。...
  • 2020/04/20

    この世界には、私たちを長い間見守り続ける”魔女”がいる

    横田かおり
    『魔女たちは眠りを守る』KADOKAWA 村山早紀/著     この物語の主人公はうら若き魔女、七竈・マリー・七瀬。でも、七瀬(いささか長い名なので、彼女のことは七瀬と呼ばせてもらおう)の年齢は、実は齢百七十歳を超えている。魔女の寿命は長く、ある一定の年齢を過ぎると年をとるのがゆっくりになる。10代...
  • 2020/04/18

    若い人にこそ文学を読んでほしい――芥川賞作家・町屋良平さん、最新作に寄せて

      '19年、第160回芥川賞を受賞した新進気鋭の作家・町屋良平さん。新作は文学にハマる男子高校生の物語です。「人生に疲れているとき、詩が助けになると書きたかった」とか。高校生たちの焦りや苛立ち、歓びに寄り添いつつ、文学論も楽しめる巧みなエンタメ小説です。   “言葉に対する思考のすべて”それが文学...
  • 2020/04/11

    夫が風俗に通い、娘がおじさんと歩いているのを見てしまったら…|窪美澄さん『たおやかな輪をえがいて』

      人間の生きざまをリアルに描き、多くの読者を虜にする窪美澄さんの新刊は「初めて50代の女性を描いた」長編小説。夫と子どものために生きてきた専業主婦が妻でも母でもない人生を生き直す物語に、干からびていた心身が潤い、一歩でも前に進もうとする力が湧いてくるはずです。   毎日のルーティンの中にいる主人公...
  • 2020/04/04

    待ちに待った江國香織さんの最新作は、今こういうときこそ読みたい小説だ!|『去年の雪』

      “恋愛小説の女王”と世の本読みたちが心酔する直木賞作家の江國香織さん。新作は100人以上が登場する野心的な作品です。「いろいろな人がいろいろ生きている世の中の話を書きたかった」と江國さん。読後、今、生きていることの愛おしさを感じさせてくれる小説です。   みんなが何とか生きている世の中全体を“い...
  • 2020/04/03

    瀧羽麻子 七面鳥 『女神のサラダ』

    生まれてはじめて七面鳥を見た。   いや、正しくは、はじめてではない。こんがりと焼きあげられ、おなかを上にして大きな皿に盛られているところは、何度も見たことがある。子どもの頃、まるごと一羽のローストターキーは、クリスマスのごちそうの主役だった。   生きている七面鳥を、わたしははじめて見たのだった。...
  • 2020/04/02

    逢衣と彩夏、二人の恋には越えなければいけない壁が無数にあった。

    横田かおり
    『生のみ生のままで』集英社 綿矢りさ/著     〈退屈などしていなかった。〉   そう、逢衣(あい)は退屈なんてしていなかった。高校生の時に憧れていた一つ年上の男性と付き合い始めて二年が経ち、彼のことを一途に想っていた。夢は、早くに結婚して子供を三人産むことだった。けれど、逢衣の人生は彩...
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