• ピックアップ
  • スタンド
  • レビュー
  • レビュアー
  • イベント・ニュース
  • 連載

本がすき。

search
  • twitter
  • facebook
  • 新着
  • ピックアップ
  • スタンド
  • レビュー
  • レビュアー
  • イベント・ニュース
  • 連載
本がすき。 > レビュー
             

REVIEWレビュー

  • 2022/08/16

    若き詩人による、危うくも美しい「からだ」の世界|水沢なお『美しいからだよ』

    馬場紀衣
      著者は詩の世界で最高峰とされる新人賞・中原中也賞を受賞した若き現代詩人。表題の『美しいからだよ』は、「美しい体よ」と「美しいから、だよ」のダブルミーニングだ。   なめらかであたたかい砂漠の真ん中で、穴を見つけた。ちょうどぼくの腕が入りそうな大きさで、中を覗くと底の方がわずかに赤いような気がした...
  • 2022/08/15

    「裸」はどうして恥ずかしい? 羞恥心はいかにして生まれるのか|和田正平『裸体人類学』

    馬場紀衣
      1352年にサハラの奥にある王国を訪ねたイスラムの世界的旅行家イブン・バトゥーダは、「ここではまず、侍女、女奴隷、一般の少女まで全裸体で平気で男性の前に姿をあらわし、王宮で食事をいただいたときも、給仕の女性20名あまりはまったくの裸であった」と当時の様子を書き残している。厚ぼったい綿布で身体を包んだ王様や...
  • 2022/08/12

    ニーチェのニヒリズムから分析する、テクノロジーと人間の関係|ノーレン・ガーツ『ニヒリズムとテクノロジー』

    馬場紀衣
    『ニヒリズムとテクノロジー』翔泳社 ノーレン・ガーツ/著 南沢 篤花/翻訳     テクノロジーで人は何を目指しているのだろう? その答えはいたってシンプルだ。テクノロジーの役割とは、人間を雑事から解放し、人間でいることを楽しむ余暇の時間を持てるようにしてくれることにある。オンラインショッピング、音...
  • 2022/08/11

    消費は人々のマインドが左右する|加谷珪一『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』幻冬舎

    UK-inspired
    『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』幻冬舎 加谷珪一/著   衝撃的なタイトルにひかれて本書を手にとった。このタイトルの意味するところについて、著者は順を追って説明してゆく。それを読むと、すべてではないにせよ合点できる部分も多い。   時々、寅さん演じる「男はつらいよ」シリーズの昔の映画がテ...
  • 2022/08/10

    三浦天紗子が読む『呑み込まれた男』奇想天外なもうひとつの『ピノッキオ』物語

    小説宝石
    『呑み込まれた男』 エドワード・ケアリー/著 古屋美登里/訳   丸太から彫った人形が動き、自分を〈バッポ(お父ちゃん)〉と呼ぶ。人形に命を与えた創造主であり父となった喜びと、モノでしかないはずの人形がモノであることを拒むということへの混乱と嫌悪感。相反する感情をコントロールできないジュゼッペは、〈おとこのこ...
  • 2022/08/09

    西上心太が読む『風を彩る怪物』青春音楽小説を代表する一作

    小説宝石
    『風を彩る怪物』祥伝社 逸木裕/著   音楽大学受験に失敗した名波陽菜は、気分転換のためカフェを営む姉の家を訪れる。姉が住む奥瀬見は山と深い森に抱かれた土地だ。その森の奥から紛れもない楽器の音が聞こえてきた。その音に導かれて陽菜が行き着いた先は、芦原幹・朋子の父娘二人が営むオルガン工房だった。  ...
  • 2022/08/08

    東えりかが読む『無年金者ちとせの告白』必死に働く老女たちが手を組んだ

    小説宝石
    『無年金者ちとせの告白』光文社 西尾潤/著   舞台は中央自動車道を高井戸インターチェンジから西へ一時間以上車を走らせた場所にある“坂田PA(パーキングエリア)”。ここを運営する(株)アイノフーズには定年がない。よって現在の従業員の平均年齢は六十二歳と働かなくてはならない高齢者にはありがたい会社だ。だが社長の...
  • 2022/08/03

    単独無寄港で太平洋をヨットで往復|辛坊治郎『風のことは風に問え』 ニッポン放送

    UK-inspired
    『風のことは風に問え』ニッポン放送 辛坊治郎/著   今も昔も太平洋をヨットで横断するというのは大変な冒険である。1962年、当時23歳の堀江謙一青年が太平洋を横断した時には日米両国で大きな話題になった。堀江氏は以来60年を経た今年6月にも、世界最高齢(83歳)での単独無帰港太平洋横断を成し遂げたことが大きく...
  • 2022/08/02

    私が動画や映像を普段まったく観ない理由は「コスパが悪いから」

    坂爪真吾
    『映画を早送りで観る人たち』光文社 稲田豊史/著     私は動画をほとんど観ない人間である。テレビは大学生の頃から20年近く、ほとんど観ていない。YouTubeも観ない。ネットフリックスにもAmazonプライムにも入っていない。映画館にも行かないし、DVDもレンタルしない。自分や知り合いがテレビに...
  • 2022/08/01

    家族を憎むことができれば救われるのに、愛ゆえのつらさで壊れていく

    金杉由美
    『くるまの娘』河出書房新社 宇佐見りん/著     にい、かんこ、ぽん。 それに父と母。 5人だった家族は、兄が結婚して家を出て、弟が祖父母の家に行き、かんこと父母の3人になった。 母は脳梗塞の後遺症で別人のようになり、父は元からスイッチが入ると別人になってしまう。 そんな壊れた家で暮らすうち、かん...
  • 8 / 931前のページ...78910...次のページ93
Official Site
  • JJ
  • CLASSY.
  • VERY
  • STORY
  • HERS
  • Mart
  • 美ST
  • bis
  • Premium-K.net
  • 和食スタイル
  • 女性自身
  • SmartFLASH
  • 光文社古典新訳文庫
  • kokode.jp
  • kokode Beauty
  • Mart SELECT SHOP
  • 女性自身百貨店
  • kokode.jp GIFT
  • 光文社
  • このサイトについて
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.