ryomiyagi
2020/02/20
ryomiyagi
2020/02/20
市川:こんにちは。ぼんくRADIOのお時間でございます。よろしくお願いします。
―よろしくお願いします。
市川:先日ですね、「本屋が選ぶ時代小説大賞」の選考会に行ってまいりまして。
―文藝春秋さん。
市川:そうですそうです、オール讀物の。評論家が決めた候補作の中から、推す本を選んで、ビブリオバトル的に大賞を決めていくっていうくだり。ああいう場って結構、みんな緊張しているじゃないですか。
―選考会ともなるとね。
市川:だから、飛び道具的に場を盛り上げようと思って、この連載で言っていた「ゲームと歴史小説の親和性」や、武力90知力90の奴が主人公だと売れる商品になるんじゃないかとかを話しました。
―パラメータ論。
市川:あとは「天野純希さん=歴史小説界のあだち充」論みたいなのを話したらワーッと盛り上がって。そしたら田口さん(※選考委員の1人で元さわや書店フェザン店の店長。現在はリーディングスタイル)とかも「市川君、面白いね」って煽ってくれたんで、ずっと話してたんですけど。
最近、わかってきたことがあって。ちらっと編集さんの顔を見ると「あ、これ切られるな」というのが(笑) それで今回も「これは使われないだろうな」と。で、こないだ初校が返ってきたら、ほぼカットされず。
―その時のリアクション的には「これ、切られるな」と思ってたんですか?
市川:いや、でもね。編集の川田さんが優しい、菩薩のような顔をしてたんで「もしかしたら使ってもらえるのかも」とは。丸々使っていただいて、ありがたい限りでございます。
―それはいつ発売されるんですか?
市川:えーっと、11月22日発売号なんで、このラジオが載るときにはバックナンバーになっています…(苦笑)ご注文していただけたら「やっと市川の歴史小説論が、あの歴史小説界の総本山『オール読物』に載ってんな」と。是非読んでいただければ。
市川:というわけでですね、本日はなんと、豪華ゲストをお呼びしております…! 小説家の矢野隆さんでございます。
(拍手)
矢野さん:よろしくお願いします。矢野隆でございます。
市川:そのお供に(笑)、中央公論新社の金森さん。
金森さん:よろしくお願いします。
市川:この連載で何回か名前が挙がっている「あの男は誰なんだ?」という講談社の菅さんに、ついにご登場いただきます。
菅さん:よろしくお願いします!
―ここ何回かの連載の総決算ですね!この面々が一堂に会するとは。
※矢野さんの小説『鬼神』にまつわるトークや、金森さんや菅さんが何者なのか、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
市川:元々、中央公論新社さんから「今度すごく面白い小説が文庫版で出るんだ」ということで『鬼神』をおすすめいただいて。これは面白いから是非売りたいと思い、前回もお話ししたんですけど、ゲーム層にアプローチするような取り組みをしたくて、僕の中では、敵役の酒呑童子のデスピサロ感が強いなと。それで「ラスボス感が半端ない」という帯を書かせていただいて。
その際に、矢野隆さんがゲーム大好きということを聞いて。お店にご来店いただいたんですけど、ずっとドラクエとメタルギアの話。1時間費やしました。
そこで今回は「ただただゲームの話をする」という回です。毎回趣味配信なんですけど、より趣味の色を強く。
―濃縮還元。
市川:120%趣味配信で。よろしくお願いします。
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