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本がすき。 > レビュー
             

REVIEWレビュー

  • 2021/04/14

    記憶をなくしていく、母であった祖母を見つめていた私

    横田かおり
    『いつか あなたを わすれても』集英社 桜木紫乃/文 オザワミカ/絵     今年も桜が咲きました 薄桃色の花びらが風に舞い ふわり浮かんで飛んでいきます 桜を見ると思い出すのです 一年前のあの頃を 人々の足音が止み 草木が息を吹き返すように あまりにもうつくしい色を芽吹かせていたあの頃のことを...
  • 2021/04/13

    司馬遼太郎の次は宮城谷昌光を読め まずは脇役が主役になる三国志名臣列伝を

    竹内敦
    『三国志名臣列伝 後漢篇』文春文庫 宮城谷昌光/著   本書は滅びに向かう後漢王朝を支えた名臣7人のそれぞれを主人公にした短編集だ。 宮城谷昌光の「三国志」を読んだとき、あまりに古い時代から始まるので衝撃的だった。それまで三国志といえば定番の横山光輝の漫画からの吉川英治の原作、北方謙三の男ぶりに惚れる「三国志...
  • 2021/04/12

    あの日死んだ「どこかの誰か」はいつの日か物語になった

    横田かおり
    『灰の劇場』河出書房新社 恩田陸/著     無数に立ち並ぶビルの狭間から見上げる空は、今にも雨が降り出しそうだった。梅雨の合間の雲に覆われた空。じきに降り始める雨は、ビルの灰色をより濃く染め上げるだろう。無機質さをいっそう際立たせるように、暗く濃く。建物の中にいれば決して雨に降られることはない。そ...
  • 2021/04/09

    全ての人が「観客を作ること」から逃げられない時代

    坂爪真吾
    『ゲンロン戦記』中央公論新社 東浩紀/著     『ゲンロン戦記 「知の観客をつくる」』は、批評家である東浩紀氏が2010年に新たな知的空間の構築を目指して会社を立ち上げてから現在に至るまで、約10年間の歩みを振り返った本である。批評家として、社会のメインストリームで一定の地位と名声を得ていた著者が...
  • 2021/04/08

    砂は石油より先に地球からなくなってしまうかもしれない

    長江貴士
    『砂と人類 いかにして砂が文明を変容させたか』草思社 ヴィンス・バイザー/著 藤崎百合/翻訳     「石油が枯渇しかかっている」とか、「地球温暖化が進んでいる」というような話は、きっと誰もが聞いたことがあるだろう。じゃあこれはどうだろう。   「砂が枯渇しかかっている」   そ...
  • 2021/04/01

    「強い」「速い」「高い」以外の価値観を、広告的なやり方で輝かせる 『マイノリティデザイン』

    三砂慶明
    『マイノリティデザイン』ライツ社 澤田智洋/著   マイノリティデザインってなんだろう。 一読してタイトルがわからない本を見つけた時、なぜだか、宝物を見つけたように心が高揚してくる。大抵の場合、自分の知識が不足しすぎていて、単純にものを知らかっただけのことが多いのですが、読み続けていると思わぬ出会いをすること...
  • 2021/03/29

    三浦天紗子が読む『もう死んでいる十二人の女たちと』記憶は反復され、色濃くなる

    小説宝石
    『もう死んでいる十二人の女たちと』白水社 パク・ソルメ/著 斎藤真理子/訳   韓国の民主化運動を軍が武力弾圧した光州事件や、福島第一原発の事故、あるいはフェミサイド(女性殺人)に触発されたという八編。韓国現代文学の重要作家のひとりだというパク・ソルメの作品群から編んだ日本版オリジナル短編集だ。語り手は事件の...
  • 2021/03/26

    会社を辞めて独立した私にはわけのわからなかった「確定申告」を親身に教えてくれた先生

    吉村博光
    『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』サンクチュアリ出版 大河内薫、若林杏樹/著     私は、昨年3月に会社を辞めた。当時、まさにこのタイトルのまんまの状態だった。定年まで勤めあげて、悠々自適の老後という人生設計が崩れたこの時代、私と同...
  • 2021/03/26

    西上心太が読む『テスカトリポカ』鬼才が放つクライムノベルの新次元

    小説宝石
    『テスカトリポカ』KADOKAWA 佐藤 究/著   麻薬カルテルに支配されたメキシコ北西部の街クリアカン。その地で育った少女ルシアは南のアカプルコに流れ日本に。やがて川崎でヤクザの土方と結婚し、一子コシモを産む。羽振りのよかった土方は凋落し、ルシアは忌避していた麻薬に溺れる。ネグレクトされながらも、コシモは...
  • 2021/03/25

    東えりかが読む『高瀬庄左衛門御留書』新鋭による圧倒的完成度の歴史長編

    小説宝石
    『高瀬庄左衛門御留書』講談社 砂原浩太朗/著   五十歳を前にして妻の延を亡くした高瀬庄左衛門は息子の啓一郎夫婦と同居する神山藩の郡方づとめである。父子の職禄を合わせても五十石相当の身代で、それも半ばは藩に借り上げられている。休みの日の楽しみは墨一色で描く写生だけだ。   啓一郎は少年のころ、藩校・...
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